へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)でーす!
今回は「モロッコの民族衣装」について紹介したいと思います!
エキゾチック感が漂うジェラバやカフタンといったモロッコの民族衣装。
旅人にとっては何となく憧れの的ですよね。
実際に着てみたい!お土産に買ってみたい!と思っている人もいるのでは??
ぶっちゃけ、現地で民族衣装を着るだけで嬉しいことが沢山起こるので着ない手はないですよ!
この記事では、モロッコの民族衣装であるジェラバやカフタンの特徴や現地服を着るメリットとその理由について詳しく解説しています。
また、それと併せて実際にモロッコを旅した私達の体験談を元に、
・観光客が民族衣装を着ていると現地人は一体どんな反応をするのか?
・現地服を着ることでとどんな嬉しいことが起こるのか?
といったことについても書いてみようと思います。
ジェラバってどんな服?
カフタンってジェラバとどう違うの?
と気になっている方や、これからモロッコ旅をする予定の女性は是非参考がてら読んでみて下さいね!
目次
モロッコの民族衣装その1・ジェラバ(ジュラバ)ってどんな服?
モロッコの民族衣装と聞いて最初に思い浮かぶのはやっぱりジェラバじゃないでしょうか?
ジェラバ(Djellaba)は男性でも女性でも着られるフード付きの丈の長いローブ型の民族衣装のことです。
最近ではジェラバを着てシャウエンで写真を撮ったりする女子も多いので気になっている方も多いのでは?
とんがりフードに魔法使いのようなローブは、一度見たら忘れられないインパクトがありますよね。
現地の人がジェラバを着た姿はまさにゲゲゲの鬼太郎に出てくるネズミ男そっくりなので、街中で見つけたら思わずおっ!?となってしまうハズ( ̄▽ ̄)
モロッコの気候にぴったりのジェラバは
・強い日差しを防ぐ
・砂漠の砂嵐を防ぐ
・風よけや寒さ対策になる
といった機能を果たし、楽だけど便利な伝統衣装として現地の人々に愛されているんですよ。
ジェラバの素材は何で出来ているの?
ジェラバはキャメル、サボテン、ウール、ベロア、綿といった様々な素材から作られています。
生地によって手触り・肌触りも違うのであれこれ試してお好みのものを選んでみるのも一興。
何となく、暑い場所では綿やウール素材、寒い場所ではベロア素材のジェラバを着ている人が多かったような気がします。
ジェラバの色やデザインについて
ジェラバの色は原色で派手なものから、パステルカラーの淡くてふんわりした色合いのものまでバリエーションはかなり豊富。
女性用の方が細身で装飾入りのおしゃれで可愛いデザインが多く、男性用は普段着っぽいシンプルなものがメインという感じでしょうか。
ある程度年配の人だと落ち着いた色合いや縞々模様など、わりと渋めのデザインを好んで着用しているような・・・??
男性用ジェラバの着こなし方
男性にとってはとってもラクチンなジェラバはモロッコ人男性の普段着としても大活躍!
たまに明らかにパジャマの上から羽織っているラフな格好の人がいたり、裾で隠れてしまうのをいいことに履いている靴が小汚いスニーカーだったりするのもご愛敬。
観察しているとなかなか面白いですよ(笑)
日本でいうパーカーやジャージの感覚なんでしょうかね?
女性用ジェラバの着こなし方
女性のジェラバの着こなしとしては、スカーフ(ヒジャブ)とジェラバという組み合わせが基本。
とはいうものの、若い女性の間ではスカーフナシの着用も広がっているようです。
都市部だと若年層はジェラバよりも洋服を着ている人も多く、どちらかといえばジェラバはおばさま方が好んで着ていた感じですね。
ジェラバの値段・価格について
ジェラバの値段は安いものだと1500円くらいからあります。
素材やデザイン次第ですが、高くてもせいぜい8000円くらいでしょうか。
お店によっても値段が違うので、観光客向けよりもローカルなお店で探した方が安く手に入ると思いますよん。
モロッコの民族衣装その2・カフタンドレスとは
さて、お次はモロッコの素敵なロングドレス「カフタン」をご紹介しましょう!
カフタンは結婚式やお祝い事等で着る特別な日用の伝統衣装のことを指します。
ま、正装用のドレスという感じでしょうか。
前あきのチュニックのような形のワンピースを、左右から合わせてボタンや腰紐で縛って留めて着るのですがこれを着るだけで中東のプリンセス気分が味わえちゃいますよ♪
カフタンの素材について
カフタンの素材はジェラバ同様様々です。
・木綿
・シルク(サボテンの繊維)
・ベルベット
など、季節ごとに使用する素材は異なる&いい素材のものは明らかに見た目からして違うのが特徴ですね。
カフタンの色やデザイン
カフタンのデザインの魅力はその繊細な飾りつけにあります。
縁にほどこされた金の刺繍やスパンコールなど、どことなくゴージャス感が漂うので見ているだけでワクワクしてきちゃいますよ。
ちなみにカフタンは手洗いが基本。
一度ホテルの人に洗濯を頼んだら、カフタンだけは専門のクリーニング屋に頼んだ方がいいと断られてしまったことがあります。
これは洗濯機でやると刺繍の部分がとれてしまうのが理由なんだとか。
何気にお手入れに手間がかかるところがやはり正装用!という感じがしますよね。
カフタンのデザインは地域ごとに異なる
実はカフタンは町や地域ごとにデザインが異なるそうですよ。
マラケシュで購入したカフタンをエッサウィラやフェズで着て歩いていたら、現地の人達から
「これはマラケシュのデザインだね」
「マラケシュで買ったの?いいじゃん」
と一発で言い当てられて驚いたことが(゚д゚)!
いい素材のカフタンだと地元の人はすぐに分かるようで、生地を触りながら
「これはなかなかいいやつだね、いくらで買ったの?」
と値段を聞いてくる人もちらほら。
観光客用のペラペラのを着ていると「フーン」という薄い反応なので、意外とチェックは厳しめです。
黒いカフタンはベルベルスタイルで珍しい!?
旅中に面白かったのが、黒いカフタンを着ていると色々な人から
「どこで買ったの?私も欲しい!」
「素敵なカフタンね!このデザイン見たことないわ!」
と声を掛けられること。
黒いカフタンはモロッコでもあまり見かけないそうで、現地の人曰くベルベルスタイル(ベルベル人のデザイン)で珍しいそうな。
しかも黒だとセクシーに見えるらしく、何故か男性から大変受けがよかったです(笑)
黒カフタンはモロッコ人の男女ともに人気だったので、もし見つけたらゲットしてみるといいかも知れませんね。
カフタンに男性用はあるの?
カフタンは女性用というイメージがありますが、一応男性用もあるみたいです。
男性用のカフタンは女性用と比べてちょっと地味めでシックなデザイン・色合いのものが多い印象。
小さいサイズの子供用なんかもあったりして、本当に色々な種類のカフタンがあるんだなーと勉強になりました。
カフタンのおしゃれな着こなし方
カフタンは一枚で着られるワンピースドレス。
ただ、素材によっては透けてしまったり、前が開きすぎて下着が見えてしまうこともあるので、私は上はキャミソール、下は薄手のスパッツを履いた上からカフタンを羽織っていました。
刺繍が施された腰紐でウエストサイズを調整できるので、食べ過ぎても安心なところも気に入っています(笑)
モロッコ人はカフタンにはうるさい!?
正装用の服ゆえ、カフタンの着こなしについてはうるさいモロッコ人。
私達は旅行中なのもあって足元は歩きやすいスニーカーを履いていたのですが、行く先々で
「靴がダサいから別のを履いた方がいいよ」
「ナイスカフタンだね!でもスニーカーがノーグッドだ!」
とダメ出しをされました(笑)
現地の人的にはカフタンにスニーカーは相当ダサいみたいでで、足元はバブーシュを履くといいそうです。
また、2日続けて違うカフタンを着ていた時は
「昨日と似たデザインだけど刺繍が違うね」
「前の方がよりグッドだ」
とそれとなく批評されることもあり、観光客といえど意外と気が抜けなかったりしてΣ(・□・;)
高級から安物まで!カフタンの値段・価格はピンキリ
気になるカフタンの値段ですが、これはまさにピンキリです!
庶民向けのお店では2000円くらいから売っていて、高価なものは恐らく数万~数十万を下らないのではないかと。
質のいいものはシルクで出来ていたり、オーガンジーだったり、金や銀の刺繍やラインストーンでキラキラだったりと素人目でも違いが歴然です。
マラケシュのお店でめちゃくちゃゴージャスなカフタンが飾ってあったので、試しに店員さんに値段を聞いてみたところ
「これは本当にいいやつだからすごく高いよ」
「君達じゃ買えないでしょ?秘密だよ」
と結局最後まで値段を教えてもらえませんでした(´;ω;`)
あの商魂逞しいモロッコ商人がそういうのですから、きっと本当にお高いんでしょうね~。
カフタンを着ていると現地の人と仲良くなれる?凄まじいカフタン効果をご紹介
カフタンは着るだけで華やかさやゴージャス感が出るのがいいところ。
しかも、ウエストを細く見せてくれる&自然と女性らしさを引き立たせてくれるので、女性の旅人なら一度は試してみたいと思うハズ。
今回、私達はモロッコ旅で土産代わりに購入したカフタンを着て旅行していたのですが、これが予想外の嬉しい効果を発揮して我ながらびっくり!
普通の服を着ている時よりも明らかに現地の人の反応が違うので、まさにカフタンの神通力を感じました。
そんなカフタンを着ていたことであやかった驚きの効果をご紹介しちゃいますね!
モロッコ人からフレンドリーに接してもらえる
カフタンを着ていると現地の人が皆友好的な態度で接してくれるようになります。
・屋台でウニやカキをタダで食べさせてもらえる
・レストランでおまけしてもらえる
・5つ星ホテルのラウンジで見知らぬ金持ち客から褒められる
・どこでもすぐに顔を覚えてもらえる(笑)
といった風に、道行く人もお店の人もどこでも皆愛想がよくなるので驚きました。
また、モロッコ文化をリスペクトしていると思われるのか「モロッコが好きなの?嬉しいよ!」と言われることも。
これは外国人が日本で振袖を着ている状態と同じなのかなと。
確かに着物や浴衣を着ている外国人がいたら「すごく日本が好きなんだろうなぁ」と嬉しく感じてしまいますもんね。
モロッコ人との現地での出会いや交流が増える
カフタンを着ていると現地の人から声を掛けてもらいやすくなるので結果的に出会いも増えます。
私達はカフタンのおかげでまさかのモロッコ人家庭にお邪魔することに成功しました(笑)
マラケシュのモールをぶらついていた時、たまたまショッピングに着ていた母子から「素敵なカフタンね!」と話しかけられたのがきっかけで、マジョレル庭園を一緒に見学して自宅でお手製ランチをいただくことになったんです。
この時はこんなことってあるんだなぁと思いましたね。
まさにカフタンさまさまです。
また、現地の女性達から一緒に写真を撮りたいと頼まれることが増えるので(たまに順番待ちになることも)、記念写真を撮りたい人はカフタンを着てみるといいですよ。
モロッコ人男性による変なナンパが減る
イスラム圏であるモロッコでは男性から不快なナンパをされることも多いのですが、カフタンを着ていると明らかにそういうのが減りました。
仮に声を掛けられたとしてもいやらしい感じではなく
「ナイスカフタン!すごくいいね!」
「カフタン似合ってるね!君はもうモロッコガールだ!」
と嬉しそうに爽やかな感じで褒めてくれるんです(笑)
これもモロッコ文化をリスペクトしてるように見えるからなんでしょうかね?
おかげさまで現地の男性から普通に遊びに行こうと誘われることも増え(セクハラなし)、楽しい思い出を作ることができました。
また、カフタンは婚礼衣装でもあるので
「君に足りないのはモロッコ人のボーイフレンドだね」
「カフタンの次は彼氏を作ればパーフェクト」
というようなことを言ってくる人も多く、これはなかなかうまいこと言うなァ~と思わず吹き出してしまいました(笑)
ちなみにカフタンを着ると必ず「ファティマベルベル、アイシャベルベル」と言われるのもお約束。
ファティマもアイシャもモロッコ女性の名前ですがどういう意味で言っているのかは最後まで分からず終いでした。
モロッコのスークでぼられにくくなる
カフタンを着てスークで買い物するとぼられにくくなるメリットもあります。
大抵店主からそのカフタンはいくらで買ったのか?と聞かれると思うので、相場よりちょい安めの価格で答えておきましょう。
そうすると「おお~。いい買い物したね!」と驚かれ、適正価格で購入したアピールが出来ますよん( ̄▽ ̄)
こいつは騙せないなと思われるのか、カフタン姿で買い物するとあまりふっかけられなくなりました。
買い物がしやすくなる点もカフタンのいいところかも知れません。
中国人に間違われにくくなる
実はモロッコ人は中国人が大嫌いなようで、アジア系に対しては結構冷たくあたってくる人が多いんですΣ( ̄ロ ̄lll)
中国人だと思われてしまうと、
・お店でまともな対応をしてもらえない
・明らかに無愛想で失礼な態度になる
・話しかけても無視される
といったように、冷たい反応をされることもしばしば。
私達も何度か不快な思いをしました。
なので、旅行中はなるべく日本人に見られた方が得なのですが、カフタンを着ている時だけは何故かジャパニーズに見えるらしいんですよね。
この手の民族衣装を着たがるのが日本人だけだからなのか、理由は定かではありませんがカフタンは使えるなと感じた次第。
ちなみに中国人だと思っていたアジア人が実は日本人だったと分かると
「え、日本人?ようこそモロッコへ!僕は中国人は嫌いだけど日本人は好きだよ!」
と彼らは態度を豹変させます(笑)
何ともわかりやすいというか現金というか・・・(;^ω^)
まとめ・民族衣装を着てモロッコ旅を楽しもう
さーて、そんなわけでモロッコの民族衣装にまつわるあれこれについて解説させていただきました~!
民族衣装を着ることで現地の人と交流できたり、思わぬ撮影チャンスに恵まれたりとメリットは盛り沢山!
気になる方は是非観光中にカフタンやジュラバを購入してみてはいかがでしょう!?
スークでのカフタン探しは宝探しのようで楽しいですし、色々なデザインがあって見ているだけでも心が躍ります♪
自分好みの一枚を見つけたらきっと旅もさらに満喫できること間違いなしですよ!
日本では着る機会がなくても記念に持って帰るのもいい思い出になるのではないかと思います。
もしモロッコ旅行で素敵な体験をしたいなぁと考えているのなら、是非現地の民族衣装を着てみるべし♪
きっと予想外のミラクルが起こるハズ!
以上、タビビシスター(@tabibisister)によるモロッコ旅行感想レポでした♪
それでは、よい旅を!
モロッコの買い物情報はコチラ♪↓
モロッコの買い物やお土産情報についてはこちらの記事も併せてご覧下さい♪
旅好きの管理人が自分の体験談を元に備忘録がてら旅の記録を綴っています。
良ければ是非参考にしてみて下さいね。
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