モロッコ旅行術・豆知識

モロッコ治安情報!女性一人旅のトラブル事例と注意点・対策法を紹介

※本記事は広告を含む場合があります。

へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)でーす!

今回は「モロッコの治安と女性一人旅で実際に体験したトラブル集」について紹介しますね!

モロッコ旅行をするにあたって現地の治安が気になっている人も多いハズ。

私はモロッコに過去2回行ったことがあるのですが(うち1回は妹と2人旅)、個人的な体感としては女性だけでも注意していればそんなに危険な目に遭うことはない国だなと感じています。

中米や南米のように、日中町を歩いていたら突然銃を突きつけられて強盗に遭う・・・といった犯罪はまずない(ハズ)なので、治安がすごく悪いわけではないと思います。

ただ、そうはいっても詐欺的な行為やひったくり、スリ、女性の場合なら現地のモロッコ人男性からセクハラされる・・・といったケースは多々あるのも事実。

私も旅行中は何度か不快な思いをしたりトラブルに遭遇したりしました。

この記事では、実際に私達がモロッコ旅行をして遭遇したトラブルの事例や具体的な手口をご紹介!

それと併せて、女性個人旅行でモロッコを訪れる際に気を付けたい注意点やトラブルに遭わないための対策法についても詳しく解説しています。

これからモロッコ旅行をしようと考えている女性は是非参考にしてみて下さいね。

モロッコで治安の悪い街はカサブランカやタンジェ!

前述したように、基本的にモロッコでは普通に観光していれば問題なく旅出来ることがほとんどです。

ただし、治安の悪い街もいくつかあるのでそこは十分気を付けておくべき!

特に個人的に

・カサブランカ
・タンジェ

の2都市については正直あまりいい思い出がありません。

タンジェは港町で人の出入りが激しいため、他所からの流れ者が多いです。

観光客狙いのひったくりやスリ、詐欺師も多く、悪いことをしてそのままスペインへトンズラする輩もいるので注意が必要。

特にメディナの周辺ではアジア人をバカにしたような態度で絡んできたり、卑猥な言葉でからかってくる住人もいて、歩いていてあまり雰囲気のいい街ではなかったですね。

私自身はタンジェで何かトラブルに遭ったというわけではないのですが、詐欺に遭ってお金をとられた、ひったくりにあったという話はいくつか聞いたことがあります。

カサブランカに関しては、たまたま自分が危険な目にあったのでどうしてもそのイメージが強いですね(これに関しては後述します)。

逆に、一大観光都市である

・マラケシュ
・フェズ

に関してはちょっとしたトラブルはあったものの、危険な目に遭うことはほぼなかったです。

普通に旅行しているぶんには全く問題ないと思いますよ。

モロッコ旅行中に私達が実際に遭遇したトラブル事例と具体的な手口を紹介

モロッコでよく起こりがちなトラブル事例は大体次のようなものです。

・路上ひったくり
・スリ
・ぼったくり
・チップのせびり
・詐欺
・セクハラ・痴漢

これらについて、私達の実体験を元に説明したいと思います。

マラケシュチップせびられ事件

マラケシュのフナ広場付近にはオシャレなリヤドが沢山ありますが、ちょっとよさげなリヤドに限って喧騒から離れた人気のない立地にあります。

コレが意外とクセモノなんですよ。

場所も分かりづらいうえに、薄暗くて路地が入り組んでいるものだから、リヤドを探してウロウロしていると道案内のチップ目当ての柄の悪い輩に目をつけられてしまうんですね。

「〇〇を探しているの?僕らが案内してあげようか?」

リヤド探しをしていた際、アフリカ系の青年3人組に話しかけられたのですが、明らかに怪しい雰囲気が漂っていたので断りました。

すると何故かずっと後をついてきて、私達を小馬鹿にするように

「探しても無駄無駄!迷うだけだよ!」
「そっちじゃないよー!日本人!ギャハハ!」

とヤジを飛ばしてくるんです。

すごくうっとおしかったのですが、なかなか宿が見つからないので結局彼らに案内してもらうことに。

・・・ところが。

宿の入り口に着いた途端

「ちゃんと着いたんだからお礼をくれよ!」

とお金をせびられ、お金の代わりに飴玉を渡したら不服そうな顔でノー!と抗議されました。

この時はこれで終わったのですが、彼らが丁度私達が宿泊しているリヤドの前でたむろっていたために、宿を出入りする度に彼らに絡まれて非常に嫌な思いをすることになりました。

日中でも人気がなく静かな場所なので、夜間だともっと危なそうだな~と感じた覚えがあります。

路地裏にある高級リヤドに宿泊する際は、送迎を頼むなどした方が安全性の面ではベストなのではないかと。

また、観光地でも人気の少ないエリアは夜遅い時間帯には出歩かない方がいいですね。

スリやひったくりに遭わないとも限りませんから。

フェズタンネリせびられ事件

これもマラケシュの件と同様なのですが、フェズの旧市街でタンネリ付近を散策していた際にチップ目当ての子供達に付きまとわれたことがありました。

「タンネリを探しているの?案内してあげる!」

断ってもしつこくついてくるし、やたら体にまとわりついてくるので、この子達荷物を取る気なんじゃないかと警戒した私達。

バッグに全神経を集中して早歩きしながら、その場を去りました。

ついていったらいったでどうせチップをせびられることになると思うので、なるべくこの手の輩には反応しない・相手にしないのが一番ですね。

アイトベンハッドウでも同じようなことがありました。

子供だからと甘く見ると危険です。

チップ目当てならまだいいですが、油断させておいてひったくりやスリを働く場合もありますから、貴重品管理だけはしっかりしておきましょう。

ティトゥアンセクハラガイド事件

ティトゥアンという町で半日観光ガイドを頼んだ時のこと。

ガイドの男が完全なセクハラおやじで、観光の終盤に人気がないところで抱き着いてキスしてきた挙句、自分のイチモツを触らせてこようとしました。

しかも、ガイド代も最初に言っていた額の2倍をふっかけてくる始末。

抗議しようにも町までの帰り道が分からないので、無事に市内に着くまではこのオヤジの助けを借りねばなりません。

口論になってここで置き去りにされても困るので、急遽泣き真似で応戦することに。

鼻をすすり、顔を手で覆い、涙をぬぐうような素振りをしながら

「ひどい。今日はせっかく楽しみにしてたのに。こんなことになるならモロッコに来なければよかった。モロッコはいい国だと思っていた。今日も素敵な思い出が作れると思ったのに・・・モロッコ人が好きだったけど嫌いになりそう・・・」

と拙い英語でしおらしく言ってみました。

すると、さっきまでニヤニヤしていたガイドの男の態度が急変。

突然オロオロし始め

「オー!ソーリー!そんな風に思わないでくれ!ちょっと驚かせようと思っただけだよ。ナーバスにならないで。」

と大慌て。

帰りの道すがら、ひたすらシクシク泣き真似をする私に対して

「ごめんよ、ガイド料は半分でいいから。もう泣かないで。最後まで楽しもう?僕のガイドはいいガイドだったろ?」

と、とにかくご機嫌をとろうと必死に話しかけてきました(笑)

不快な思いをしたことに変わりありませんが、結果的に無事に市内に到着&ガイド料も半分になったのでまぁいいかなと。

時と場合にもよりますが、変に相手と喧嘩するよりも情に訴えかけた方が効果的なケースもありますので、モロッコでのトラブル発生時には泣き真似もうまく利用してみて下さい。

サハラ砂漠セクハラ事件

サハラ砂漠ツアーに参加した際、キャンプ場から少し離れた砂丘で星空を見ていた時のこと。

突然どこからともなくガイドがやってきて、にやつきながら私達にボディタッチをしてきたことがありました。

私は砂漠ツアーに過去2回参加したのですが、1回目のツアーでも、星空観賞中にいきなりベドウィンのスタッフが現れて鼻息荒く

「もっと星が綺麗な場所に行こう。連れて行ってあげる。」

と誘って来るという恐怖体験(?)をしました。

なので、この手口はガイドの間で常習化しているのではないかと。

砂漠ではなるべくガイドと二人きりになってしまうシチュエーションは避けた方がいいですね。

一目のつかないところでセクハラ行為(場合によってはレイプ)をされかねませんし、グループで参加していても一人になった隙を狙って迫られる危険性もあります。

夜の砂漠なんて真っ暗で死角も山ほどあるので、用心するに越したことはないですよ。

女性旅行者はツアー単独参加は極力避け、夜間も一人行動はしない方がよいかと。

サハラ砂漠置き去り事件

サハラ砂漠ツアーでのトラブルはセクハラだけではありません。

私達はツアー最終日に砂漠の真ん前のホテルに置き去りにされた挙句、メルズーガまでヒッチハイクする羽目になるというトラブルを経験しました。

詳しい経緯はこちらの記事を参考にしていただきたいのですが、簡単に説明すると概要は次の通り。

2泊3日の砂漠ツアーで、私達だけ最終日はマラケシュ戻らずにメルズーガで待機する予定だった。

夜までは砂漠のホテルで休憩できると言われ、その分のホテル代も含めたうえでツアー代金を支払った。

それなのにも関わらず、そんな話は聞いてないと当日ドライバーから言われ、揉めているうちにじゃあ勝手にしろとそのまま置き去りにされた。

自力でメルズーガまで歩いていく途中で現地の人に拾ってもらった。

・・・という感じです。

悪質なツアーでは、申込時の内容や条件をいきなり反故にされることも十分あり得ますので、ツアー利用する方は気を付けて下さいね。

一緒に参加していた女性もメルズーガからフェズまで車で行く予定で、その分の料金もちゃんと前払いにしたのに、再度料金を払えと言われて揉めていましたから。

変なツアーに申し込むと素敵な思い出が台無しになるので、どうかツアー選びは慎重に。

>>モロッコサハラ砂漠ツアー現地手配する際の選び方と注意点を徹底解説

カサブランカ乱入事件

カサブランカの宿で、宿泊客の男からコールガールに間違われ一晩中迫られたことがありました。

夕方頃、コンコン・・・と部屋のドアをノックする音が聞こえたので、てっきりスタッフかと思ってドアをうっかり開けてしまったのが運の尽き。

突如見知らぬ男が室内に乱入し、いきなり我が物顔でベッドにドカっと腰掛けたと思ったら

「いくら?100ドルでどうだ?」

と尋ねてくるではあーりませんか!

これには私もびっくり仰天。

このまま部屋に二人きりだと襲われそうなので、「ノー!」と言いながら必死で追い返したのですが・・・なんと!

その夜、他の客が寝静まった後で再度男がやってきたんです。

しっかり施錠していたので当然彼は入ってこられなかったのですが、

「コーラを買ってきたよ、一緒に飲もう!」
「どうして開けてくれないの?君と話がしたいだけなんだ」
「君を愛してる!どうかお願いだ、開けてくれ!」

とドアの前でひたすらわけのわからぬことを口走り続けるので、とてつもない恐怖を覚えました。

こちらが無視を決め込んでいると段々とドアを叩く音が激しくなってきて、ついには

「何故なんだ!入れてくれ!少しでいいから!」
「開けろ!このあばずれ!」
「ファックユー!殺す!」

と大声で怒鳴りながら脅迫まがいのことまで言い始めるので、いよいよ恐ろしくなった私はドアの前に机や椅子を積み上げて即席バリケードを作り必死で応戦。

結局、朝4時頃までこの攻防戦は続き、ようやく諦めたのか男は部屋の前を去って行きました。

その間、何故か誰も助けてくれず、一睡もできないまま恐怖の夜を過ごす羽目に。

朝が来ると逃げるように宿をチェックアウトして事なきを得ましたが、あの時はマジで終わったと思いましたよ(汗)

後で知ったのですが、どうやら泊まった宿が売〇宿のようなものだったらしく、それを知らずに宿泊してしまったためにこのようなことが起きたようです。

皆さんもハズレ宿を引かないよう宿を選ぶ時はマジで気を付けて下さい。

宿泊するエリアによっては、治安がよくない場所もありますからね。

貞操を守るためにも(?)、安宿よりも少しいい宿を選んだ方がセキュリティ上も安全ですよ。

路上ひったくり

マラケシュ等の大都市では、人気の少ないところを歩いていた観光客がバイクで来た男からすれ違いざまにカバンを奪われる、というひったくり事件も何件か起こっています。

幸い、私達はこの手の犯罪には遭遇せずに済みましたが、観光する際は歩く場所や時間帯に気を付けるのはもちろん、

・ショルダータイプのカバンを持つ
・常にカバンの上に手を添えてガードする
・道路とは反対側にカバンを持つ
・周囲の警戒を怠らない

といったことを心がけることが大事です。

ひったくりは隙のある人や弱そうな老人や女性を狙うので、彼らの餌食にならないよう常に細心の注意を払って舐められないよう気を付けて下さいね。

スリ

フナ広場等の人気が多いところでは、混雑に紛れて貴重品をとろうとするスリ行為も多発しています。

これもひったくりのケースと同じように、常に貴重品管理をしっかりすることや周りへの警戒心を忘れないことで防ぐことができます。

また、お金だけではなくスマホ(iPhone)も狙われやすいので、人前では極力スマホは出さない方が無難。

これは現地で感じたことなのですが、モロッコ人は人のスマホをよく見ています。

特にiPhoneは高価なのでやたら目につくようですよ。

私は中華製のスマホを使っていたのですが、たまたまデザインがiPhoneに似ていたために旅中に何度か「iPhone?いくらしたの?」聞かれることがありました。

通り過ぎざまにiPhone!!と何故か大声で叫ばれたこともあったり・・・(笑)

このことからもわかるように、ひったくりやスリを働こうとする人は観光客のお金だけではなくスマホも虎視眈々と狙っています。

歩きスマホは止めて、目立つような行為はなるべく避けるのが吉。

モロッコ旅行でトラブルや犯罪被害に遭わないために!防犯対策の方法は?

そんなわけでモロッコを女性一人旅する際に気を付けるべき事例や注意点について解説させていただきました。

色々なトラブルがありますが、ひったくりやスリに関してはなにもモロッコに限った話ではありません。

日本とは違って海外ではちょっとした気のゆるみが命取りになりますから、ある程度気を張って警戒心を常に持っておく必要がありますね。

また、他のトラブルについてもセクハラや痴漢を防ぎたい場合は

・露出度が高い服装は避ける
・夜遅くの外出を控える
・むやみやたらについていかない
・男性と二人きりにならない
・勘違いさせるような言動は慎む

といった点に注意すれば妙な勘違いからくる無用なトラブルは避けられます。

詐欺やぼったくりトラブルに関しても

・信頼できるガイドやツアーに申し込む
・事前に詐欺手口を調べておく
・相場を予めリサーチしておく
・怪しいと思ったら断る

といった対策法をとることが出来ますよね。

自分の努力で避けられることは避けて、楽しく安全なモロッコ旅行を楽しみましょう。

以上、タビビシスター(@tabibisister)によるモロッコ旅行感想レポでした♪

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モロッコ旅行情報はコチラ♪

モロッコの旅行情報についてはこちらの記事も併せてご覧下さい♪

旅好きの管理人が自分の体験談を元に備忘録がてら旅の記録を綴っています。

良ければ是非参考にしてみて下さいね。

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