モロッコ南部

モロッコのアイトベンハッドゥ見学レポ♪日帰り観光情報と行き方紹介

※本記事は広告を含む場合があります。

へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)でーす!

今回は「モロッコ南部にあるアイトベンハッドゥを見学した体験談」紹介したいと思います!

モロッコ観光のハイライトの一つであるアイトベンハッドゥは1987年に世界遺産として登録された有名観光地。

アラビアのロレンスやグラディエーター等、沢山の映画作品の舞台としても使われ世界中から大勢の観光客が訪れる名所なんですよ♪

この記事では実際にアイトベンハッドゥに行った私達の体験を元に、アイトベンハッドゥの歴史や見所、アクセス方法や観光する時のポイントについて詳しく解説しています。

これからモロッコ旅行に行こうと考えている人、アイトベンハッドゥを観光に組み込むかどうか迷っている人は是非参考がてら読んでみて下さいね。

アイトベンハッドゥってどんなところ?歴史と豆知識

アイトベンハッドゥはモロッコで一番規模が多くて保存状態がいいクサール。

クサールというのは一言で言えば要塞化された村・集落のことで、カスバは要塞化された城のことを指します。

遥か昔、隊商交易の中継地点として栄えたカスバの中でも特に大きくて美しく、一番栄えていたのがハッドゥ族が作ったアイトベンハッドゥだったんですね。

クサールは日干し煉瓦造りになっていて、高い堀で囲まれています。

敵の侵入を防ぐために集落への入口はひとつしかありません。

このような建築スタイルは8世紀のリッサニ地方から始まり、カスバ街道やワルザザード付近には似たようなカスバが沢山残っているそうですよ。

アイトベンハッドゥは観光地として使われていますが、現在も村として機能しているクサールも沢山あるとのこと。

こんなエキゾチックな外観の村に住めるなんて、それだけでワクワクしてきちゃいますよね~(地元の人からすれば見慣れているんだろうけど)。

あのスターウォーズも!アイトベンハッドゥは映画のロケ地としても有名!

アイトベンハッドゥは実は映画ファンにとってはたまらない場所でもあります。

というのも、スターウォーズをはじめ

・ハムナプトラ
・アラビアのロレンス
・グラディエーター
・007
・ソドムとゴモラ

といった数多くの名作映画のロケ地に使われているのです!

この砂漠地方特有の不思議な雰囲気や独特の空気感が世界中の映画監督を惹き付けるのでしょうか。

確かにアジアでもなくヨーロッパでもなく、何とも言えない異国情緒をかもし出していますよね~。

アイトベンハッドゥの近くには「CLASUTUDIO」という世界最大のスタジオもあります。

その隣には、アトラスコーポレーションという北アフリカ初の映画スタジオまで・・・。

こちらには撮影セットも色々展示されているそうなので、好きな作品の聖地巡礼したい人は是非一度行ってみるといいですよ。

英語かフランス語のツアーに参加すれば中を見学できるとのこと♪

きっと作中のワンシーンを思い出して悦に浸れること間違いナシです!

アイトベンハッドゥの内部を歩いてみた見学レポ

それでは早速、アイトベンハッドゥのクサール内部を見学してみることにしましょう。

この地域の伝統的な様式のカスバとはいえ、入り口付近には土産物屋が立ち並び何とも言えない生活臭が溢れております(笑)

歴史的建造物の中にある俗っぽさがいい意味でギャップを感じさせますね。

クサール内の土産物屋は観光客慣れしているので結構客引きもしつこいです。

買い物する気がないのならしっかり断るようにしましょうね。

外敵の侵入を防ぐため迷路のような造りになっているクサール。

建物の内部には共同スペースとしてモスクやマドラサ(学校)、広場や共同井戸、さらにはパン焼き窯やハマム、隊商宿までが設けられていたそうです。

本当にここだけで住民が生活出来るように様々な施設が集まっていたんですね~。

道が入り組んでいるので行き止まりだったり変なところに出てしまったり・・・。

迷いながらもてっぺんを目指して意気揚々と探索を続けます。

いやはや、もろにRPGに出てくる砂漠のダンジョンという感じでエキゾチック感が満載!

まるで別世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるほどで、歩いているだけでも心が高揚してきます。

気分はまさに冒険者。

イメージとしてはドラクエ5に出てくるテルパドールって感じ(分かる人には分かるハズ)。

アイトベンハッドゥには未だに数世帯(5~6組)のベルベル人が実際に暮らしているらしいです。

彼らは観光客向けの案内や住宅内の公開をして生計を立てているとのこと。

元々カスバにはその地域の支配者の一族が暮らしており、クサール内には複数の家族が居住していたそう。

ただ、現在はその大半が小川の対岸の新しい村に移住してしまったんだとか。

とりあえずベルベル人のおじさんと記念写真をパシャリ。

迷路のようなくねくねした道をひたすら上へ上へと進んでいく私達。

まだまだ頂上には程遠いようですね・・・。

ふぅ~、汗をかきながら結構上の方まで来ましたヨ!

直射日光が強烈で歩いているうちに頭が熱くなってきます。

そして喉がめちゃめちゃ乾く!

ちなみにクサール内の下の方は保存状態もわりといいのですが、徐々に上に行くに従って足場が悪くなっていきます。

歩きにくいので足元はスニーカーを履いてきた方が無難だと思われます。

いつのまにか開けた場所に辿り着きました。

気づけば頂上付近まで来ていたらしいです。

途中でちょこちょこ休憩を入れたり撮影タイムを設けたりして上へと進んでいきます。

崩れかけた城塞から外を覗いてみるの図。

アイトベンハッドゥはフォトスポットが沢山あるので、ついつい色々写真を撮りたくなってしまう~!

ついに頂上に辿り着きました!!

いやー、空が青い!

最上階には篭城に備えるための食料庫が設置されています。

さすが要塞ですね!

ふざけてこんな写真も撮ってみました。

ここからの眺めはまさに絶景というのにふさわしいです!

雲一つないカラッとした青空と茶色い大地、乾燥した空気も相まって、まさに砂漠の中に佇むオアシス都市という風情。

周囲を遮るものは何もなく、眼下には日干し煉瓦の家々が立ち並ぶ不思議な街並みが広がり、その先には遠くアトラス山脈がどこまでも続いています。

素晴らしい見晴らし。

この景色を見られただけでもモロッコに来た甲斐はあったってモンです。

きっとここから見る夕日と朝日、そして星空は素晴らしいに違いない・・・!!

アイトベンハッドゥ観光と写真撮影のポイント

ここからはアイトベンハッドゥを観光するにあたって、注意しておきたいポイントや写真撮影のちょっとしたコツについて紹介しますね。

アイトベンハッドゥの天気・気候について

アイトベンハッドゥはモロッコ南部の乾燥地帯にあるので、湿気はないのですが日差しがものすごく強いです。

特に日中は頭上に強烈な日差しが常に降り注ぐので、観光する際は熱中症にならないよう十分注意する必要があります。

なるべくスカーフや帽子を被ったりして日差しから頭を守りましょう。

また、空気が乾燥しているので喉が非常に渇きます。

クサール見学をする前にペットボトルの水は必ず調達しておきましょう!

私達は500mlボトルをそれぞれ1本持っていたのですが余裕で飲み干してしまいました。

アイトベンハッドゥ見学におすすめの時間帯と所要時間

アイトベンハッドゥは朝8時から日没まで見学が可能です。

私達は午前中に行ったのですが、午前中だとまだ観光客も少なくて比較的写真も撮りやすいです。

お昼を過ぎるとだんだん混んできて、頂上付近は大勢の観光客でごった返す&凄まじい撮影合戦が繰り広げられます。

徐々に日差しも強くなってくるので、熱中症を避ける&ゆっくり見て周りたいのなら午前中がおすすめ。

また、日没少し前なら頂上から夕日が見られるので時間がある人は日が沈む頃に観光するのも〇。

所要時間はサクサクっと周れば1時間、写真をその都度撮ったりベルベル人の住居内を見学したり、じっくり見て周りたい場合は2時間くらいはあった方がいいと思います。

アイトベンハッドゥ写真撮影のポイント

アイトベンハッドゥは撮影ポイントが沢山あるので思う存分パシャパシャやっちゃいましょう!

クサールのふもとには川が流れていて、手前がオアシスになっています。

もしクサールの全景を撮りたい場合は橋を渡る前に撮るべし!

誰もいない時を見計らって撮影すれば、ここでしか撮れないド迫力な1枚をゲットできるのではないかと。

また、日没の時間帯ならクサール前の橋付近や頂上から夕日ショットも狙えるハズ。

アイトベンハッドゥ観光のチップについて

アイトベンハッドゥのクサール自体は無料で観光できます。

ですが、もし住居の中を見学したり、説明をしてくれるガイドをお願いした場合は20-50DHほどのお礼をした方がいいでしょう。

また、村に入る前の小川を渡る際(飛び石があってそこを踏んで渡っていく)に、地元の子供達がチップ目当てで声を掛けてくることがあります。

「手を貸してあげる」
「僕に掴まって」

と半ば強引に手を引いて一緒に川を渡ってくれるのですが、川を渡り終わった後でお金を要求してくるので気を付けて下さいね。

払いたくない場合はちゃんと断るなりしてしっかり意思表示しましょう。

日帰りも可能!アイトベンハッドゥへの行き方・アクセス

アイトベンハッドゥはモロッコ南部のアトラス山脈の麓にあり、ワルザザートとマラケシュを結ぶ街道沿いにあります。

アクセス方法は、ワルザザードから行く場合とマラケシュから行く場合の2通り。

ワルザザードからアイトベンハッドゥへ行く場合

ワルザザードという砂漠近くの村からアイトベンハッドゥまでは、タクシーで大体20分~30分ほど。

タクシーはチャーターすると片道150DH、往復で300DHかかりますが、 皆でシェアするグランタクシーなら一人20DHで済みますよ。

タクシーは宿泊するホテルに手配してもらってもいいし、ワルザザードの旅行会社で手配してもらってもOK。

もちろん、タクシーの運転手と直接交渉も可能です。

場合によっては足元を見てふっかけてくることもあるので気を付けて下さいね。

アイトベンハッドゥは個人で日帰り観光もできますし、ワルザザード発の砂漠ツアーに申し込んだ場合はツアーの中に見学自体が組み込まれているケースがほとんど。

私達は個人で行った後、砂漠ツアーのついでに再度アイトベンハッドゥに立ち寄ることになり、無駄に2回も観光してしまいました(笑)

また、現地の旅行会社やホテル提携のツアー会社では、近郊の観光名所巡りにプラスαでアイトベンハッドゥを巡るプランなどもオーダーでカスタムしてもらえます。

自分の旅程に合わせてよさげなツアーを探してみるといいですね。

>>アイトベンハッドウの現地ツアーをチェックする

マラケシュからアイトベンハッドゥへ行く場合

マラケシュからアイトベンハッドゥまで行く場合、

・ワルザザードまで行ってからタクシーで行く(オーソドックス)
・民営バスを乗り継いで遺跡の近くの集落で降ろしてもらう(ややハード)

という2つの方法があります。

残念ながらこの辺りはバスの接続があまりよくありません。

マラケシュ方面からダイレクトにアイトベンハッドゥまで行ける便がないので、大体の旅行者はまずは一度ワルザザードに立ち寄ってそこからタクシーを使うことになるかと思います。

個人で周ろうとするとちょっと面倒なため、マラケシュからアイトベンハッドゥまで行きたい方はツアーに申し込んじゃった方が効率よく周れるのではないかと。

大抵、マラケシュ発のツアーならワルザザードに行く途中でアイトベンハッドゥも立ち寄ってくれますから、ロスのない旅をしたい人は現地ツアーを利用した方が無難かも。

現地のオプショナルツアーなら送迎付きで至れり尽くせり&友達もできて楽しいですよ~♪

日本人旅行客に人気のベルトラというサイトでも、アイトベンハッドウの現地ツアーが出ているのでチェックしてみるといいと思います。

>>アイトベンハッドウの現地ツアーをチェックする

アイトベンハッドゥの宿泊・ホテル事情は?1泊するのもおすすめ

アイトベンハッドゥの村には宿泊施設も沢山あるので、時間がある方は1泊していくのもおすすめです。

あえて1泊することで日没以降の時間帯の写真が撮りやすくなる&観光客がいなくなった後の静寂に包まれた遺跡を思う存分堪能できますよ。

この辺りは星空も綺麗なので(砂漠地帯ですから)、アイトベンハッドゥに泊まりながら夜空を鑑賞するなんてのも一生の思い出になるハズ。

私達も当初はここで1泊することを考えていたのですが、残念ながら先の予定が結構詰まっていたので今回は泊まることが出来ませんでした(´;ω;`)

もし時間がある方は、ここで宿をとって夜のアイトベンハッドゥを心行くまで満喫しましょう。

絶対忘れられない体験になると思います!

>>アイトベンハッドウのホテルをagodaで検索する

アイトベンハッドゥを見学した感想まとめ

さーて、というわけでアイトベンハッドゥを見学した体験談についてあれこれ解説させていただきました~!

ここは世界遺産であるなし関係なく、モロッコに行ったら絶対見ておいた方がいいスポットだと個人的には思いますね。

乾いた大地に堂々と佇む異国情緒溢れるレンガ造りのカスバは、まさに古代のロマンそのもの。

映画好きの方はここに来たら絶対テンション上がっちゃうこと間違いナシです!

マラケシュからだと個人で行くには少々アクセスしにくいところにあるので、手っ取り早くツアーに申し込むのがおすすめです。

時間がある方は是非宿泊も考えてみてはいかがでしょう?

是非その目でアイトベンハッドゥを見て、古代のロマンに想いを馳せてみて下さいね!

以上、タビビシスター(@tabibisister)によるモロッコ旅行感想レポでした♪

それでは、よい旅を!

>>アイトベンハッドウのホテルをagodaで検索する

>>アイトベンハッドウの現地ツアーをチェックする

モロッコに関する情報はこちらも参考にしてみて下さいね↓

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旅好きの管理人が自分の体験談を元に備忘録がてら旅の記録を綴っています。

良ければ是非参考にしてみて下さいね。

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