へろー!いつもゴキゲンなタビビスター(@tabibisister)でーす!
今回はバラナシの治安についてお話ししたいと思います!
聖地バラナシはインドに行った旅行者が必ず立ち寄る人気の観光スポットですが、実はあんまり治安がよろしくないことでも有名です。
旅人狙いの詐欺師等も多く、トラブルや殺人事件もちょこちょこ起こっていたりするので観光地だからといって油断は禁物!
この記事では私達の実際の体験談を踏まえてバラナシの治安はどんなものなのかについて解説しています。
旅中に見聞きしたトラブル事例や危ない目に遭わないための対策法についても紹介しているので、バラナシを訪れる予定のある人は是非参考がてら読んでみて下さいね。
目次
インドバラナシで日本人が死亡!とある事件の怖い真相とは?
治安が悪いバラナシでは実際に日本人旅行者が亡くなるという悲しい事件も起きています。
私達が丁度バラナシを発つ日の朝のことでした。
ガンガー沿いで一人の日本人の若者が死んでいるのが発見されました。
彼の首にはロープのようなものが巻きつけられており、遺体発見時の状況も首をくくった状態で木からぶら下がっていたとか正座したまま倒れていたとか、情報が錯綜していた記憶があります。
当初は他殺の線も出ていたのですが警察は最終的に自殺と判定。
あまり日本でも大きいニュースにはならなかったようです。
・・・が!!
実はこれには恐ろしい真相が隠されていたんです。
事件から数週間後、私達はダージリンでたまたま出会った大学生のY君からこの事件の真実を聞かされました。
なんと、亡くなったA君は実は自殺ではなくバラナシのインド人に殺されてしまったとのこと!
ここから先はY君の話を元にしています↓
事件が気になり地元の人にあれこれ聞き込み調査をしたY君。
彼はここで事件の真相を耳にしました。
「犯人はあいつだよ」
「あいつが日本人をやったんだ」
不思議なことに地元の住民達はA君を殺したのが一体誰なのかを既に知っていました。
犯人はとある土産物屋の店主です。
Y君は事件の真相を暴くため直接店主の元を訪れ、何故A君を殺したのかと尋ねたそうな。
すると店主は悪びれもせず「あいつが高圧的な態度をとったからだ」と答えたそうです。
高圧的な態度というのがどのようなものかは詳しく分かりませんが、A君が何かしら店主のプライドを傷つけるような言動・振る舞いをしてしまったのは事実のようです。
事件当時の状況を時系列で追ってみると・・・
A君はアグラから鉄道でバラナシに入り、その日の夕方から夜にかけてインド人ガイドに連れられて店主の土産物屋を訪れました。
そこで店主と言い争いになり一度その店を出ましたが、同日夜、店主と一緒にガードにいるところを地元の人に目撃されています。
そして翌日の早朝、ガンガー沿いで死んでいるのが発見された・・・
ザックリ説明するとこのようないきさつのようです。
警察は誰が犯人か分かっているのにろくに調べもせず、A君の件を自殺として処理し、捜査はすぐに打ち切られてしまいました。
そもそも遺体にロープが巻き付けられていたのも自殺と見せかけるためだったそうですが、そこまで分かっているのにも関わらず犯人が逮捕されないって一体・・・
日本では考えられない話ですよね。
実はバラナシの警察は地元のマフィアと繋がっているらしく、簡単に賄賂で買収されたりするので当てにはならないそうです。
こうして結局真実は完全に闇に葬り去られてしまい、うやむやのまま終わってしまった・・・というのがこの事件の真相です。
いやはや・・・何とも恐ろしい話ですよね。
バラナシではマフィアが暗躍している!?
A君の事件からも分かるようにバラナシは観光地&聖地ではあるものの、実は決して治安はよくありません。
そういえば昔バラナシに住んでいたリシケシ在住のインド人も「バラナシは危ないからあんまり好きじゃない」と言っていましたっけ。
どうやらインド人的にも危険な場所という認識のようです。
彼曰く、観光エリアからちょっと外れたところに行くとスラムのような場所が沢山あるので、一般の旅行者はそういった場所に近づいてはいけないんだそうです。
実はバラナシにはラプカという地元のマフィアがいて、彼らによる旅行者を狙った詐欺や強盗等が横行しているんだとか。
特に火葬場近くのマニカルニカーガート付近はラプカの溜まり場らしいので、夜になったら決して近づいてはいけないとのこと。
金品目的でラプカに殺害されたり行方不明になったりした人はゴロゴロいるものの、バラナシの警察がラプカと癒着しているため何か事件が起こったとしても大っぴらにならないんだそうです。
「悪いことしたって殺してガンガーに沈めてしまえばバレないからね。」
とは地元の住民談ですが、いやはやバラナシの闇は結構深いようです・・・。
火葬場での詐欺に注意!バラナシのマニカルニカーガート付近は危険!
バラナシの危ないスポットの一つにマニカルニカーガート(火葬場)があります。
ここは死体を焼いているところを見られるとあって大勢の観光客が訪れるのですが、実は何気に治安がよくないことでも有名な場所なんですね。
マニカルニカーガート付近には旅行者狙いの詐欺師も多いので
・火葬を見ていたら薪料をせびられた
・ガイドが必要だから金を払えと言われた
・写真を撮っていないのに撮ったんだから金払えと言いがかりをつけられた
というようなトラブルも頻発しています。
私達も火葬場近くの塔に行ったらいきなりわけの分からない乞食軍団に囲まれて、金を払わないなら塔から出さない!と言いがかりをつけられたことがありました。
また、火葬場では死体を焼いているところを写真撮影するのは禁止なのですが、これを無視して撮ってしまった人が怖い思いをしたという話も聞いたことも。
いらぬトラブルに巻き込まれないためにも、妙な振る舞いはしないよう予め気を付けておく必要がありますね。
バラナシで夜の女性一人歩きは危険!ガンジス河での沐浴は昼にすべし!
治安が悪いバラナシでは日没すぎてからの女性の一人歩きも要注意です。
ガンガー付近には朝日や夕日を見るための観光ボートの渡し守が沢山待機しているのですが、彼らの中には
「星を見せてあげるからボートに乗らない?」
「ガンジス河の上で一緒にお酒を飲もう」
「とっておきの場所に連れて行ってあげる」
等と上手いこと言って女性旅行者を誘い出し、逃げ場のないボートの上でレイプして対岸に捨てるという手口で悪事を働く者もいたりします。
ひどい場合だとそのまま殺され河に捨てられる場合もあるそうなので、女性は夜のガートを一人で歩くのは極力避けた方がいいかも知れません。
ちなみにガンジス河の「向こう岸」は不浄の地と呼ばれているのですが、そこにはいわゆる怖い人達が住んでいるらしいです。
不浄の地、つまり不浄の者(アウトカースト)が住んでいるとの噂もあり、夜に対岸に行くと二度と戻ってこられないとのこと。
渡し守に誘拐されて対岸に連れて行かれて帰ってこなかった旅行者もいるそうなのでマジで気を付けて下さいね。
暗くなってからガートに近づくのは危険なので、もし沐浴したりするなら日中することをおすすめします。
バラナシで有名な日本語ガイド詐欺に騙されないように!
バラナシといえば旅行者を狙った日本語ガイド詐欺も有名ですよね。
街を観光しているとどこからともなく現れる日本語ペラペラの怪しいインド人たち。
どこから来たの?バラナシは初めて?もしよかったら街を案内してあげるよ。
彼らはフレンドリーな態度であれこれ話しかけてきて、最終的にはガイドをしてあげるから一緒に観光しようと持ち掛けてきます。
が、その手に騙されてはいけません!
何故なら、彼らの目的はガイド料、もしくは自分が提携している土産物屋に連れていって何かしら商品を買わせることだからです!
あくまで狙いは旅行者の持ってるお金。
なので相手にすると色々不快な思いをしたりトラブルの原因になることが多いんですよ。
私達もバラナシに行った時はこの手の人達と関わってしまい、残念な体験をしたことがあります。
彼らの代表的な手口は大体以下の通りです↓
・旅行者に日本語で話しかけてまずは軽く雑談する
・街をタダで案内してあげると持ち掛ける
・街を観光して半日~丸一日(もしくは数日)一緒に過ごす
・最後に高額なガイド料を請求する
・自分の店や提携の土産物屋に連れて行き商品を買わせる
このような手口でインド初心者やバラナシに来たばかりの日本人観光客をカモにしているんですね。
彼らの友達商法に騙されてはいけません。
街を案内してくれたり食事もおごってくれたりするのは全部彼らの作戦なので、どんなによくしてくれたとしても最後は
「これだけ親切にしてやったんだからガイド料を払え」
「友達なんだから僕の店で一つくらい何か買っていったっていいじゃないか」
と言ってくる確率100%です!
・僕たちは友達だからタダで案内してあげる・・・
・日本人大好きだから色々助けてあげたい・・・
・日本語を勉強してるから教えて欲しい
もし現地のインド人からこういうことを言われても決して真に受けないように!
基本的にバラナシでは日本語を喋るインド人の相手はしない方がいいです。
大体プロの詐欺師か悪徳ぼったくり商人系なので(笑)
バラナシは高品質のシルク製品が名産なのですが、それを利用して質の悪いを高額で売りつける悪質な商人もいますから気を付けて下さいね。
バラナシの治安や犯罪事情についてまとめ
さーて、そんなわけでバラナシの治安やトラブル事例、犯罪事情についてあれこれ解説させていただきました~!
バラナシはインド有数の聖地ではあるものの、詐欺師やマフィア等も多く決して安全な街とはいえません(汗)
ニュースにはならなくても実際に行方不明になっている人や、何かしらのトラブルに巻き込まれて亡くなっている旅行者も少なくないので油断は禁物です!
犯罪に遭わないためには怪しい人についていかないようにするのはもちろん、自ら危ない場所に近づかないことも大切ですよね。
特に夜のガンガー沿いは危ないので迂闊に近づくのは危険!
観光はなるべく明るい時間帯に済ませて、あまり変な時間にディープな場所へは行かないようようにしましょう。
安全対策をしっかりして楽しいバラナシ観光を満喫してくださいね。
以上、タビビシスター(@tabibisister) によるバラナシ治安情報でした♪
それでは、よい旅を!
インドの治安に関する記事はコチラ♪
バラナシの詐欺やインドの治安についてはこちらの記事も併せてご覧下さい。
実際の体験談も踏まえて事例や手口について解説していますので、是非参考にしてみて下さいね。
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