【実録】インドのDTTCD詐欺の手口とは?対策法を徹底解説するよ

へろー!いつもゴキゲンなタビビシスターでーす!

今回はインドでよくある「悪質旅行会社による高額ツアー詐欺の手口」について紹介しますね!

インド旅行中、様々な詐欺に遭遇することが多いかと思いますが、その中でも一番金銭的ダメージが大きいのが高額ツアー詐欺。

旅中に詐欺被害に遭って大金を失いパニックになっている人の話はよく聞きましたし、私達も初めてのインド旅行の時は危うく引っかかりそうになりました。

この記事では私達が実際に体験したDTTCD詐欺の手口や旅人から聞いた高額ツアー詐欺のトラブル事例について紹介しています。

詐欺師とのやりとりも含めたリアル体験談プラス詐欺に遭わないための対策法についても解説しているので、インドに初めて行くという方は是非参考がてら読んでみて下さいね。

かなりボリュームのある記事になりますのでお時間のある時にごゆっくりお読み下さいまし!

デリーでの代表的な詐欺の手口!?DTTDC詐欺に遭遇した話

デリーで横行している詐欺と言えば悪名高いDTTDC詐欺が有名ですよね。

DTTDC(デリー観光開発公団)というのは政府公認の観光局のようなものなのですが、デリーではこのDTTCDを勝手に名乗って旅行者に高額なツアーを売りつけるという詐欺が横行しているんです。

私達も一回目のインド旅行では危うく騙されそうになりました。

その時の体験談を軽く紹介しますね。

パハールガンジからコンノートプレイスへ向かう途中、ガイドブックを開いてレストランを探していたら

「どうしたの?どこか行きたいんなら案内するよ」

といきなり若い男に話しかけられました。

「サラワナバワン(レストラン名)に行きたいの?あそこは美味しいよね。僕が案内してあげるよ。」

ケララ出身でアーユルヴェーダを勉強しているという彼(通称ケラ男)。

当時はまだインド初めてだったので一応警戒はしていたものの、彼の示す方向が地図通りだったのもあり、うっかり信用してしまった私達はそのまま彼と一緒にお店へ向かうことに。

道中、自分の身の上話やインドでおすすめの場所等についてあれこれ話してくれ、すっかり打ち解けた雰囲気になったあたりで彼が次のような提案をしてきました。

「そうだ!サラワナバワンに行く前に観光局に行ってデリーの地図をもらっていったら?DTTCDって知ってる?政府公認の観光局だから安心だし観光情報も教えてもらえるし、その方が効率よく観光できると思うよ。僕が連れて行ってあげる。」

なるほど、確かにそうだな・・・と思いOKしたら、あれよあれよという間にコンノートプレイスの裏路地にある寂れた旅行会社へと連れていかれてしまいました。

「ここだよ」

と案内されたものの、薄汚れた看板といい人気のない雰囲気といい正直あまり流行っている感じはありません。

・・・ここで何となく嫌な予感がしました。

ケラ男に中に入るよう促されたものの気が進まず、入り口前で立ち往生していたらいきなり中からグラサンをかけた柄の悪いチンピラ風の男がぞろぞろ登場!

その瞬間、脳裏によぎったのが地球の歩き方に書いてあったDTTDCD詐欺の話です。

「あっ!これってあの話まんまじゃん!」

チンピラ三人衆は私達を無理矢理中に入れようとしたので、それを振り切って私達は2人で超猛ダッシュ!

後ろから「ジギジギ!」「ファッキンジャパニーズ!」という声が聞こえましたが、それ以上彼らは追いかけては来ませんでした。

あのまま中に入っていたらおそらく高額ツアーを売りつけられて、お金を払うまでは出してもらえないという恐ろしい事態になっていたのではないかと・・・。

結局ケラ男は最初からニセDTTCDのチンピラどもとグルだったというわけです。

ちなみにその後、表通りに逃げてきたあたりで地元のインド人に「あの人たちは嘘つきだからついて行っちゃだめだよ!」と窘められました。

今思えばきっと慣れない感じが出ていたんでしょうね~。

知らない人を信用してついて行っちゃいけないという典型的な例ですが、デリーを観光する際は皆さんも気を付けて下さいね。

デリーで被害多発!インドの旅行会社で高額ぼったくりツアーに勧誘された話

これもデリーで実際に体験した高額ツアー詐欺の話です(これはDTTCDではありません)。

パハールガンジにあるイエスプリーズという宿の前にあったお土産屋さんを見ていたら、いきなり店の主人に話しかけられました。

「デリーは初めて?もうアグラには行った?僕は旅行会社をやってるからよかったら色々情報を教えてあげるよ。」

そんな甘い言葉に釣られて、何故か地下にある怪しいオフィス風の部屋に連れてこられた私達。

「アグラへの列車チケットはとった?人気路線だから個人だと予約しづらいよ。」

「ジャイプールにはどれくらい滞在するの?ガイドを雇った方が効率よく回れるよ。」

「ジャイプールからジャイサルメールは寝台列車だと汚いし危ないから止めた方がいい。」

こちらの旅程や行きたい場所をうまく聞き出しながら、あれこれ役立つ情報を提供してくれる彼。

わざわざ列車のチケット代がいくらになるのかを計算して、私達の希望日時や目的地を加味した効率的なルートを作成して紙に書いて渡してくるという親切ぶりに最初は感動していました。

「大体これくらいかかるね。時間的にも個人で行くとかなり面倒だ。絶対ツアーの方がいいよ。」

そこから彼の怒涛の弾丸営業トークが始まりました(カシミール出身なのでカシミール男と命名)!

「アグラ・デリー・ジャイプールを豪華寝台列車で回るツアーがあるよ!美味しいランチやディナー付でシートはふかふか、ゴージャスなマハラジャ級のホテルに泊まって観光ガイド付き!こんな贅沢で快適なツアーが1週間で30万円!

いきなりそんな超高額ぼったくりツアーを提示されてドン引きする我々。

お金がないから無理、と断ると今度はスリナガルボートツアーをやたら推してきます。

しかも「これを見ろ。俺の親友だ」だと言って取り出してきた1枚の古いスナップ写真がこれまた突っ込みどころ満載で・・・。

日本人の大学生らしき男性と肩を組んだカシミール男とのツーショットなのですが、どう見ても服装といい写真写りといい何故か90年代風(笑)

多分20年くらい前の写真なんでしょう。

最終的には「彼からのお礼の手紙だ」と変な日本語で書かれたくたびれた便せんまで自慢げに出してきました。

今時こんないかにもな手口に騙される人っているのだろうか・・・。

あまりの雑なやり口に呆然とする我々にしつこくツアーを勧めてくるカシミール男。

いい加減疲れた私達は「お金がないから無理・・・」と断って帰ろうとしました。

すると!

今までにこやかに営業トークしていた男の態度が一気に豹変!

「そこに座れ」とブチ切れた彼に何故か20分程ひたすら説教を食らう羽目に・・・。

「大体お前たち日本人は金がない金がないと言うけどな、こっちはビジネスでやってるんだよ!ケチケチするなら来るな!」

「俺はカシミール出身で昔は貧乏だった。でも、旅行会社を立ち上げて金持ちになると決めてからは必死で働いた。だから今みたいな生活が出来てるんだ。」

「俺が金儲けをしてなかったら今頃もっと底辺の生活をしていただろう。」

「世の中金だ。金がなきゃ何もできない。金こそ全てだ。だから賢く金儲けしなきゃいけない。」

「旅行者を相手に楽に儲けて、その金でたまに休暇をとって世界を旅行する。いい暮らしをするにはビジネスマインドが必要だ。だから俺はこれだけ成功できた。」

「お前たちは俺たちを舐めてる!金を持ってる癖に云々かんぬん・・・」

机をバンバン叩きながら、高圧的な態度で自分の苦労&自慢話やいかに成り上がってきたかのサクセスストーリーを熱心に語る彼。

ギラついた目といい鬼のような形相といい完全にキャラが変わっています。

聞いているうちに、何故私達はインドまで来てインド人から「金儲けとは何か?ビジネスマインドとは何か?」なんて訳の分からない説教されているんだろう・・・

とこの謎な状況に対して笑えてきました(爆)

このままでは返してくれなさそうなので、最終的に「わかった。友達がまだいるからツアーについて相談してみる。」と嘘をついてその場を逃れました。

こちらに参加する気があると踏んだのか、そこでようやく彼の怒りも収まった様子。

「OK。そしたら友達にもこのパンフレットを渡してくれ。私の電話番号はこれだ。」

と資料とメモ用紙を渡され何とかその場は終了。

この後すぐさま宿に戻って次の日速攻でチェックアウトしたのは言うまでもありません。

いやー、あの時は本当に面倒臭かった。

ただ、今思えば彼の営業トークは凄まじかったです!

・最初に親切さを装って相談に乗る
・こちらにNO!と断る隙を与えない
・ダメな理由を全て潰しにかかってくる

旅行者の心理を巧みに利用して立て板に水のような説得をしてくるので、押しに弱い人だとついつい「ま、まぁいいか・・・」とうっかり契約書にサインしてしまう可能性もあるのではないかと。

しかも会話の合間合間に「どこのホテルに泊まってるんだ?」だの「カードは持ってるか?」だの、こちらの財力をさりげなく把握しようとしてこようとするあたりも怖かったです。

インド人の営業トークを舐めてはいけない。

これは最初のインド旅行で学んだことの一つです(笑)

関連記事⇒【詐欺】インドバラナシで出会った日本語ガイドとの衝撃体験談を紹介

インドの旅行会社詐欺の手口は色々

悪質なニセ旅行会社による高額ツアー詐欺は旅行者が最初に立ち寄るデリーで頻発しています。

私達はたまたま被害を免れましたが、旅中に出会った人でやはりDTTDC詐欺に引っかかってしまったという話は何度か聞きました。

●旅行会社に監禁されてナイフで脅され無理矢理10万円をカードで払わされた
●4人で16万のツアーに申し込み、後でおかしいと気付いたのでツアー自体には参加せずにバックレて別の町へ移動した
●デリーの空港到着後タクシーでそのままツアー会社に連れていかれその場で30万支払わされた
●お金を取り返そうとして旅行会社に乗り込み何とか10万円分取り戻した

幸いお金を取り返せた人もいますが、場合によっては刃物をちらつかされたり監禁といった強硬手段に出られることもあるようなので要注意。

下手に真っ向勝負しようとすると返り討ちに遭う危険性があるので短絡的な行動を起こすのは厳禁です。

羽交い絞めにされて殴られ、眼鏡を割られて顔が血だらけになったという青年や、無理矢理ボールペンを握らされて強制的に契約書にサインさせられたという人もいました(怖すぎ)。

手口は色々ですが、一番悪質なのが空港でカモにされる次のようなパターンです。

・右も左も分からない旅行者にタクシー運転手が声をかける
・自分達が提携しているホテルに連れて行き宿泊させる
・そこから旅行会社に流してツアーに契約させる

・・・見事な悪のルーティンワーク&チームプレイですが、これだともう逃げ場がないですよね。

インド到着早々悪人どもに目を付けられ、常にガイドという名の監視役に見張られながらツアーさせられるという、ある意味軽い軟禁状態です(汗)

不幸中の幸いというか、実際に参加させられた人は列車もゴージャスで食事も美味しく、ちゃんとタージマハルも見られたということでツアー内容はそこそこまともだったらしいです・・・値段以外は。

場合によっては全然関係ない所に連れて行かされて、お金だけ要求されて殺されるパターンもあるそうなので、この人は命が助かっただけでもよかったといえるでしょう。

インドでの高額ツアー・DTTCD詐欺の対策・対処法

ここからはインドでのツアー詐欺に遭わないための対策方法について解説していきますね。

知らない人についていかない

私達の場合もそうでしたが、旅行者に声を掛けてきてニセDTTCDに案内するという手口は多いです。

なので、まずは知らない人についていかないことが大事です。

客引きやリキシャマン、街中で突然話しかけてくる一般人風の人・・・観光中にこれらの人に声を掛けられてもオール無視で通しましょう。

特に日本語で話しかけてくる人はほぼプロなので相手にしてはいけません。

相手はこっちの気を引くようなことを言って来るかもしれませんが決して真に受けないように。

デリーでは特に知らない人は無視・相手にしない・何を言われても信用しないが鉄則です。

深夜到着の場合は朝まで粘る

安い航空会社だとデリー空港に着くのが深夜到着になります。

そこで市内に出る時に悪質なタクシーを使ってしまうと、先ほども説明したような提携ホテル→ニセ旅行会社→悪質ツアー強制参加・・・という悪のゴールデンコンボにハマってしまいます。

プリペイドタクシーを使うと安全ですが、これもニセプリペイドタクシーが沢山いるので初めてだと騙されてしまう可能性も無きにしも非ず。

ただでさえ深夜の移動は危ない&詐欺師の格好のカモになりがちなので、空港から市内までの電車が動く始発の時間帯までは空港内で時間を潰した方が無難です。

朝に移動するだけでも悪質タクシーにつかまる危険性を大分減らせますよ。

もしくは最初の宿だけは予約しておいて送迎を頼んでおくなどしておくといいですね。

タクシーやリキシャを信用しない

観光中に使ったタクシーやリキシャマンがたまたまニセDTTCDとグルで、うまいこと言って旅行者を事務所に連れて行くというパターンも多いです。

「これからどこに行くんだ?デリーはいつ来たんだ?」「アグラやジャイプールは行ったのか?ツアーの方が便利だからいい旅行会社を紹介する」

もし自分が乗っている時にこういうことを言われたら警戒して下さい。

親切ぶって相手があれこれ色々提案してきても「自分には必要ない」とちゃんと断りましょう。

変だと思ったら途中でも降りるといった毅然とした対応をすることも大事です。

初めてなら日本人向けの宿に泊まる

インドを旅する個人旅行者は大抵安宿が密集するパハールガンジ周辺を拠点にしてデリー観光することになりますよね。

不安な場合は最初から日本人宿(サンタナ)や日本人観光客がよく利用するインド人経営の旅行会社(シゲタトラベル)などを利用しましょう。

実際にアグラやジャイプールなどのゴールデントライアングルを周るツアーも催行していますし、もっとまともな値段で申し込めます。

パハールガンジでは至る所に安宿がありますが、ここでうっかり変な宿に泊まってしまうと詐欺師と提携している旅行会社のツアーに申し込まされることもあるので注意が必要。

時間がなくて個人でアグラやジャイプールまで回れないから現地ツアーを申し込もうと考えているのなら、日本人向けの旅行会社や宿に頼んだ方が騙される確率が少なくなりますよ。

インドに慣れてる風を装う

大抵この手の詐欺はインドに来たばかりの人を狙ってきますので、相手からインド初めてなのを悟られないようにしましょう。

〇〇にはもう行ったの?と聞かれたらもう行ったと答えて下さい。

インドは3回目とか嘘ついちゃっても大丈夫です。

また、自分の旅程やクレジットカード持ってるとかいくらの宿に泊まってるとかも言わない方がいいです。

ちょっとした発言で相手が足元を見てくるので極力情報を与えないようにすることも大事ですよ。

関連記事⇒【悪質】インドのニューデリー駅でよくある詐欺の手口と対策法を紹介

意思表示をハッキリと

運悪く旅行会社に連れていかれてしまった場合、とにかく全てNOと断りましょう。

話しても埒があかないのならそのまま相手を振り切ってオフィスを出るなり逃げるなりしてしまってもいいです。

なし崩し的にOKしてしまうと相手の思うつぼです。

嫌なら嫌とハッキリ断り、自分には参加の意思はないと伝えましょう。

また、もし相手が暴力的な行為に出たり監禁状態になってしまった場合は命を最優先すべきです。

無理に抵抗して怪我をしたり殺されてしまっては元も子もありませんからね。

インドでもし詐欺に遭ったらどうすればいいの?

こういった詐欺被害に遭ってしまった場合、一体どうすればいいのかも気になるところですよね。

まず真っ先に思い浮かぶのが警察や大使館ですが、ぶっちゃけ彼らは全く役に立ちません(汗)

インドの警察なんて超適当ですし、まともに英語も話せないのなら鼻にも引っかけてくれない可能性大。

また、大使館員の方もこの手の詐欺被害に遭って泣きつく旅行者なんて慣れていて日常茶飯事なのか、まともな対応はしてくれないことがほとんどです。

せいぜい被害届を出すくらいが関の山で、旅行会社に返金するよう訴えてくれるとかそんな甘い期待はしない方がいいでしょう。

インドで騙されてしまった場合、大抵の人が泣き寝入りすることになるかと思います。

悲しいですがこれが現実です。

中には正義感ゆえに旅行会社と話をつけに行ったり、返金してもらおうとノコノコ敵地へ乗り込んでいく人もいたりしますが、あまりおすすめはできません。

返金でごねたりすると場合によっては消される可能性もありますし、本物の悪人に正論で真っ向勝負から挑んでも無意味です。

今回は高い勉強料だったと思って諦めるしかありません。

だからこそ、こういう被害に遭わないためにも詐欺の手口を事前に知って騙されないように予防することが大切なんです。

インドの旅行会社で高額詐欺ツアーに申し込まされる手口まとめ

さーて、そんなわけでインドで有名なニセ旅行会社で高額詐欺ツアーに申し込まされる手口についてあれこれ解説させていただきました~!

インドの詐欺についてはガイドブックや旅行記などでもさんざん注意喚起されています。

ですが、知っていたのに騙されてしまった・・・という人が後を絶ちません。

頭では理解しているものの、いざ自分がそのシチュエーションになってみると意外と気づかないケースも多いんですよ。

旅行中は自分だけは大丈夫!という謎の過信は禁物です。

大人しくて金払いのいい日本人旅行者は彼らにとっては格好のカモですから、悪い人の餌食にならないためにもしっかりと対策を練っておくべき!

詐欺に騙されないためにはまずは彼らの手口を知ることが何よりも大切です!

敵を知ることでいざという時にも騙されずに済みますから、ノープランの個人旅行だったとしても事前学習だけは怠らないようにしましょう。

旅を舐めてると痛い目に遭いますよ!

安心安全に旅するためにも詐欺の手口などは出発前にしっかり頭に入れておくことをおすすめします。

それでは、よい旅を!

インドの治安や詐欺の手口についてはこちらの記事も参考にしてみて下さいね↓

>>インドのニューデリー駅でよくある詐欺の手口と対策法
>>インドバラナシの実際の治安と怖い事件の真相とは
>>インドバラナシで出会った日本語ガイドとの衝撃体験談
>>インドの実際の治安とトラブル対策方法を徹底解説

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