へろー!いつもごきげんなタビビシスター(@tabibisister)でーす!
今回はフィンランドのヘルシンキ市内にあるウスペンスキー寺院について紹介したいと思います!
ウスペンスキー寺院は北欧最大のロシア正教会で、プロテスタント系の教会が多いフィンランドの教会の中でもひときわ目立つ存在。
あのトーベヤンソンもお気に入りの場所だったんだとか。
実際に私達がウスペンスキー寺院を見学した感想や個人的おすすめポイント等を豊富な画像とともに紹介しているので、行こうかどうしようか考えているという方やどんな雰囲気か知りたいという方は是非参考にしてみて下さいね!
目次
ウスペンスキー寺院(大聖堂)へのアクセス・行き方・場所
ウスペンスキー寺院はヘルシンキの東港の近くにあり、オールドマーケット方面から歩いて行ける距離にあります。
中央駅からは東に向かって歩いて大体15分~20分というところでしょうか。
ヘルシンキ大聖堂の近くにあるのでセットで見学すれば効率よく回れますよ。
マーケット広場を歩いていると丘の上に立つ赤いレンガ造りの教会が目に入るハズなので、寺院が見える方向に歩いていけば迷わず辿り着けます。
わざわざトラムを使わなくても行ける距離ですが、もしトラムに乗る場合は4番か5番を使いましょう。
Tove Janssonin puistoという駅で下車すれば徒歩3分です。
寺院へはマーケット広場側の道路から遊歩道のような細めの道が通っています。
この細い道から入って階段をえっちらおっちら上っていきましょう。
そんなに急ではないですがお年寄りの人にはちょいときついかも知れません。
階段を上り切ったところで丘の上に立つウスペンスキー寺院が見えてきます。
教会周辺は見晴しも抜群で高台からはマーケット市場を一望出来ますよ。
Uspenskin katedraali(ウスペンスキン・カテドラーリ/ウスペンスキー寺院)
住所:Kanavakatu 1, 00160 Helsinki
TEL:+358 9 85 646 200
アクセス:ヘルシンキ中央駅から東方向に徒歩約15分、トラム4,5番「Tove Janssonin puisto」下車徒歩約3分
ウスペンスキー大聖堂・寺院を見学した感想レポ
ウスペンスキー寺院は、外観もヘルシンキ大聖堂のような白亜の建物ではなく赤茶けたレンガ造りになっています。
赤い外壁と緑色の屋根というなかなかにド派手な色の組み合わせがザ・ロシア風(?)。
黄金色のたまねぎの形をした半円形の屋根はクーポラといい、全部で13個あるそうな。
この寺院は1868年にロシア人の建築家・アレクセイ・M・ゴルモスタイェヴによって設計され、北欧最大のロシア正教の教会としても有名です。
建築様式はモスクワのウスペンスキー寺院と同じスラブ・ビザンチン様式。
ロシア語で「眠り」を意味するウスペンスキーは生神女、聖母マリアを指していているんだとか。
ロシア正教のフィンランドにおける総本山であるこちらの教会、中に入るとレンガ造りの外観とはまた違ったきらびやかな内装になっていてそのギャップに驚きます。
ちなみにフィンランドは福音ルーテル教会なのでプロテスタント系です。
教会の正面には祭壇があります。
壁面を飾る黄金色に輝くイコンと赤い絨毯のコントラストが華やかな印象ですね。
ロシア正教会特有の豪奢な室内装飾はまさに圧巻で、荘厳で厳かな雰囲気も相まって見る者の心を惹きつけます。
内部はそんなに広くなく、カトリック系の教会と比べるとこじんまりしています。
天井から垂れ下がるシャンデリアがまた豪華。
薄いブルーのドーム型の天井。
ところどころ散らすように金色の星模様が描かれ、彩色が鮮やかなので一際目を惹きます。
天井を囲むように描かれた聖画も美しい。
天井の小窓から漏れる自然光が神聖な空気を作り出していました。
プロテスタント系は偶像崇拝が禁止されているため、どうしても内部の装飾はシンプルになりがち。
わりと地味めな教会が多いのであっさりと見終わってしまうのですが、ウスペンスキー寺院はロシア正教なので装飾が非常に華やかなのでとても見ごたえがありますね。
見ていて楽しいのは断然こっちかな~。
そういえば、装飾以外にも礼拝席がないという点もロシア正教ならではかも??
これはロシア正教の信者は立ったままお祈りすることから礼拝席が設けられていないんだとか。
祭壇に口づけしたり、部屋に入るときに十字を切ったりするのもロシア正教特有の作法ですよね。
大理石の柱の奥にある壁全面を飾るイコノスタス。
非常にきらびやかで華美で迫力満点。
イエス・キリストや聖母マリアをはじめとした12使徒のイコン(聖画)たちが沢山。
こちらは磔にされるイエス。
こちらもおそらくイエスのテンペラ画。
ウスペンスキー寺院はそんなに広くないですが、全体的に華やかでヨーロッパの教会に近いイメージなので見ていて飽きません。
厳かな雰囲気なのにどこかキラキラしていているというか。
外観が印象的なのに内部が質素なヘルシンキ大聖堂とは逆なのが面白いです。
ウスペンスキー寺院の営業時間や入場料・所要時間について
入場料:無料
所要時間:10分~15分
営業時間:火~金曜9:30~16:00、土曜10:00~15:00、日曜12:00~15:00
休館日:月曜(開館中も、特別礼拝やイベント中は立ち入り不可)
ウスペンスキー寺院はマーケット広場とも近く、ヘルシンキ大聖堂とセットで回れることもあって結構混んでいました。
ゆっくりみたいのなら観光客が多くない朝一を狙うのがおすすめです。
内部の見学はたまにお休みのこともある&土日は15時、平日でも16時という中途半端な時間に閉まってしまうのでうっかり見損ねないよう注意してくださいね。
ちなみに写真はフラッシュを焚かなければ撮影は可能です。
ロシア正教は本来は写真撮影禁止なので、マナーをしっかり守って他の人の迷惑にならない範囲で撮影しましょう。
ウスペンスキー寺院を見学した感想まとめ
そんなわけでウスペンスキー寺院を見学した感想をお届けしました。
赤レンガの外観に豪奢な内装のロシア正教の寺院なので、プロテスタント系の教会とはまた違ったよさがありますね。
シンプルよりも派手な方が好き!という方はこっちの方が楽しめるんじゃないかなーと思います。
ここを観た後にヘルシンキ大聖堂を観ると内観の質素さにちょっとがっかりするかも知れませんが・・・(笑)
ちなみにウスペンスキー寺院はあのトーベヤンソンもよく訪れていたそうですよ。
スランプになった時も彼女はここで気持ちを落ち着けてスケッチブックを開いて写生をしていたんだとか。
寺院前にはトーベ・ヤンソン公園と呼ばれる小さな公園があり、ムーミンファンが訪れるスポットになっているので寺院を見た後に立ち寄ってみるのもおすすめです。
華やかで見応えがあるウスペンスキー寺院はヘルシンキ観光のアクセントになること間違いなしなので、時間がある方は是非立ち寄ってみて下さい。
以上、タビビシスター(@tabibisister)によるフィンランド旅行感想レポでした♪
それでは、よい旅を!
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