へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)でーす!
今回は、ブルガリアの治安について1カ月旅した私が自分の実体験も交えながらあれこれ語っていきたいと思います。
最初に言っておきますが、
ブルガリアは基本的には安全な国
です。
都市部も田舎も両方観光してみてそう感じました。
私達は姉妹2人でブルガリアを周遊したのですが、特に
・ソフィア
・リラの僧院
・プロヴディフ
・ブルガス
といった有名観光地を日中に街歩きするだけなら危険な目に遭うことはほぼないのではないかと。
ましてや
・殺人
・強盗
・内乱やテロ
といった凶悪犯罪に巻き込まれる確率は相当低いです。
そうは言っても、犯罪が全く起こらないないわけではないのでもちろん注意は必要ですよ。
特に
・スリ
・ひったくり
・置き引き
・窃盗
・タクシーぼったくり
あたりは被害に遭っている旅人も少なからずいるため油断は禁物。
それに加えて、女性旅行者の場合はセクハラ系のトラブルも忘れてはいけません。
実は私達も現地滞在中に
・ジプシーによる物乞い
・不審者によるつきまとい
・盗撮と覗き行為
・痴漢やナンパ
といった想定外のトラブルに何度か遭遇したことがあるんです。
しかも1つは警察沙汰にまで発展してしまう始末。
女性2人旅だったから、男性が遭わないような犯罪に巻き込まれることもあるんですよね。
この記事では、そんなブルガリアで経験したリアルなトラブル体験談を元にブルガリアの治安や犯罪事例について詳しく紹介します。
さらに
・エリアごとの治安と自分の印象や体感値
・犯罪被害に遭わないための防犯対策
もしっかり解説するので、これからブルガリアに旅行に行こうと思っている人は是非参考にしてみて下さいね。
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目次
ブルガリア治安体験談その1・公衆浴場(温泉)での覗きと盗撮被害
それでは、早速私達が被害を受けたトラブルについて詳細に語っていこうと思います。
まずは温泉の更衣室で覗きと盗撮被害に遭ってしまった体験談から。
オグニャノヴォという田舎の鄙びた温泉に入りに行った時のこと。
ここでまさかの悲劇が起こったのです・・・!!(BGM・ベートーヴェンの運命)
温泉自体はほぼほぼタダみたいな値段の公衆浴場で男女混浴スタイル。
混浴と聞くとドキッとしますが、入浴時は水着着用がルールでしたし、私達も攻めたビキニなんか着るはずもなく・・・。
欧米の基準からしたらごくごく普通の、特段セクシーでもないデザインのものを着用したつもり。
大体、海外の女性ってイスラム圏やインド系以外はわりと開放的な服装をしていることが多いじゃないですか。
ミニスカは当たり前だし、チューブトップやキャミソール、へそ出しもよく見かけますし。
ボンキュッボンのメリハリのある体型を見慣れている欧州の男性にとって、日本人女性のフラットでちんちくりんな幼児体型(?)なんて目にも留まらんじゃろ~と思ってたんです。
そう、思っていたんです、最初は・・・(ゴクリ、と生唾を飲み込む音)。
温泉にはすでに先客がいました。
地元の10代の男子3人組です。
皆一様に浅黒い肌をしたエキゾチックな顔つきをしていて、結構やんちゃそうな雰囲気。
・一番年少が小学生(10歳くらい)
・真ん中が中学生(13~15歳)
・年長が高校生(18歳)
くらいの年齢で、彼らは私達に対して非常にフレンドリーに接してくれました。
「どこから来たの?」
私達が温泉に入るなり話しかけてくる3人組。
「ヤポーニャ(日本人)か、ウェルカム!トーキョーに住んでるの?すごいね!どこ周ったの?これからどこ行くの?」
互いに知っている言葉と身振り手振りでやりとりをすることになり、ここまでは普通でした。
しかし
「ブルガリア語って難しいよね~。現地で使えそうな言葉を教えてよ。」
という会話になったあたりから事態は急変。
初めは挨拶や感嘆詞といった旅行でよく使うフレーズ解説をしてくれていたのですが、徐々に雲行きが怪しくなってきます。
「僕の言った言葉をリピートして。」
という彼らの言葉を真に受けて素直にリピートすると、何故か男子達がやたらと大盛り上がり。
「グッドグッド、ナァァ~イス!」
と満面の笑顔で次の言葉を教えてくれるので、そのワードをリピートするとさらにテンションが上がって「Woooooo!!」と歓声まで上がる始末。
「ヒャッホー!グレート!君達はブルガリアンだ!覚えが早いね!」
ノリノリで次の言葉をレクチャーしてくる彼ら。
何か一つのセンテンスを口にする度に男どもが大笑いで手を叩いては嬌声をあげ、終いには腰をクネクネとさせ出しました。
そこで、ようやく気が付いたんです。
あ、これって卑猥な言葉を言わされてるな、と。
徐々に空気が微妙な感じになってきたので温泉を出ることにした私達。
日本人女性2人組の雰囲気の変化を察したのでしょうか、一人の男子が
「ヘーイ、ガール。カモーン。ルックアットミー。ファッキュベイビー!オオ~ゥ、ファッキューベイビィィ~!」
と言いながら自分の股間を指差して腰を前後にグイングインと振り始めるではありませんか。
・・・思わず目が点になりました。
オ、オイイイイ~~~~!ムスコが勃っとるやんけぇぇぇ~~~~!!
勃っとるやんけぇぇ~~~!
やんけぇぇ~~~!(エコー)
水着の上からでも分かるモッコリ具合に一瞬、
ア、アホか・・・
と脱力しかけましたが、これ以上彼らの興奮を煽るわけにもいきません。
スッと笑顔を消して温泉から上がり、険しい顔つきでそそくさと更衣室へと向かいます。
さっさと着替えてここを出よう。
そう思いながら胸元の水着のホックを外して、トップレスになったその瞬間。
「あっ!撮られてる!」
妹が叫びました。
そう、ある意味予想通り(?)の展開が待っていたのです。
なんと、彼らは互いに肩車し合って隣の更衣室の天井から私達の着替えを覗いていたんです。
覗くどころか、スマホで動画まで撮影しているではありませんか。
ふざけんな!と思い咄嗟に「ノーーー!」と金切声で叫ぶものの、全く効果なし。
隣でゲラゲラ笑う声が聞こえてきました。
そこからは激しい攻防戦が繰り広げられることに。
1人が天井の監視役となって壁の隙間から覗いてこようとする男どもを撃退し、その混乱の隙間を縫ってもう1人が手早く着替える、というチームプレイが行われたんですが、それでも奴らは簡単には諦めません。
追い払っても懲りずに肩車で覗こうとするし、下の隙間からも隙あらばスマホで激写しようとしてきます。
なんなんだ、この昭和の少年漫画にありそうなバカっぽい展開は・・・。
修学旅行の女子風呂じゃないんだよ!
なんとか着替え終えて更衣室を出ると、男共はさすがにやばいと思ったのか蜘蛛の子を散らすように逃げていきました。
このまま黙って帰るのも悔しいので、近くにいた監視員のおじさんに子供達に覗かれて盗撮された旨を伝えます。
しっかりと怒っているアピールはしておきました。
ここで日本人女性が舐められてしまうと次に来る人達も苦労しますからね。
帰る時に係員のおっちゃんが男子を怒っているのを遠目で確認出来たので、多少留飲は下がりましたが・・・。
いや~、散々でしたよ。
全く、10代のガキンチョというものは海外だろうが日本だろうが変わらないですね。
だが、ここで一言だけ言いたい。
アンタらが見た裸は30代のオバハンだよ、と。
下手すりゃ君らの母親とそんなに年変わんねーぞ!と(笑)
いや~、本当にしょうもない話ですがめっちゃうざかったです。
ブルガリア治安体験談その2・ロマ(ジプシー)の物乞いと痴漢行為
次の体験談もややセクハラ系が入ったトラブル事例。
件のオグニャノヴォからの帰り道。
徒歩で村まで帰るため8キロほどウォーキングしていたら、後ろから10歳くらいの男の子2人組が走りながら声を掛けてきました。
「ボンボン、ボンボン!」
手を出しながら速攻で飴をねだってくる彼ら。
うわ、ジプシーの子供かぁぁ・・・。
ルーマニアでも同様でしたが、ジプシーに捕まるとしつこいんですよね。
飴なんて持ってないよ、と無視して通り過ぎようとすると、私達を両側から挟みこむようにしてそのままぴったりついてきます。
うげげ、逃がさないつもりかい。
「ボンボン、ボンボン!ヘーイ!」
何か食べる物を頂戴、と口に指を入れる仕草をする子供達。
それでも「お菓子なんてない!ない!」と拒否しながらスルーしようとすると、なんと、私が背負っていたデイパックを引っ張り、チャックを開けようとするではありませんか。
さらに、隣にいた妹がぶら下げていたショルダーバッグのチャックまでこじ開けてこようとする始末。
(おいおい、手癖の悪いガキだな。油断も隙もありゃしない。)
互いに目配せし合い、荷物をスられないよう開口部に手を当てて塞ぐような態勢になり、一気に警戒心を強める我々。
しかし、彼らは狙った獲物は決して逃がさないハンターです。
「ここにお菓子入ってるんでしょ?チョコレートは?チョコはないの?見せて!」
としつこいしつこい。
「入ってないよ。」
「一つでいいから!お菓子を見せて!お菓子ちょうだい!」
断っても断ってもその場を離れようとしません。
荷物を取られたら嫌なので、一度背負っていたリュックをサッと下ろして手前に抱え込むようにしてしっかりガード。
どうにかして諦めてもらうため、少し強めに「ノーー!!」と叫んだらそこで彼らの目つきが一変。
あどけない表情から一気に邪悪な顔つきになり、両手を広げて通せんぼをしてきました。
「ボンボン!ボンボン!!シガレシガレ(タバコの意)!」
何が何でもこいつらからせびってやるというイヤ~な雰囲気を感じたので、こちらもさらに戦闘態勢になり、荷物を守るようにして競歩で歩くことに。
私達の行動にイラついたのか、周りでチョロチョロ動きながらひたすら邪魔をしてくる彼ら。
「ボンボン、ヤポニャヤポニャ!〇▼□×・・・!キタイ、キタイ(中国人)!」
挙句、ニュアンス的に明らかに馬鹿にしたような物言いや仕草をしてきました。
さらにムカついたのが、男の子の1人がこのゴタゴタに乗じて妹のケツを触ってくるという凶行(?)に及んだこと。
「ちょっと、やめてよ!なにすんの!」
突然の痴漢行為に怪鳥のような甲高い声で抗議する妹。
むむむ、子供だからと手加減していたけれどこのままじゃ埒があかん。
ついには2人で拳を振り上げる振りをしながらドスを利かせた野太い声で
「ふざけんじゃねえ!このガキ!ぶっ〇すぞ!ゴルァァァァ!」
「てめーら、ウゼェんだよ、失せろ!散れぇぇぇぇ!!」
と日本語で怒鳴って追っかける素振りをしたら、さすがにビビったのかものすごいスピードで逃げていきました(笑)
それでも腹いせに遠くの方からキイナキイナ!とヤジを飛ばしてくる始末。
全く憎たらしい奴らだな・・・。
ジプシーは手癖が悪いので、子供だと思って手加減していると隙を見てスリを働こうとしてくる可能性があるから要注意。
私達も途中からは荷物を奪われないよう必死でした。
田舎の人気のない道を歩く時は気を付けて下さい。
あと、屋外で気軽に物を出す仕草をしちゃダメです。
山道を歩いていた時、ペットボトルを取り出そうとリュックを開けた瞬間に奴らは寄ってきたので。
ジプシー達は旅行者をどこからか見ていて、こちらの様子を窺がっています。
(何かいいものを持っていそうだ)と判断するとすかさず狙ってくるので、道端でお金や食べ物を出すようなそぶりをしないことも大事かも知れません。
ブルガリア治安体験談その3・駅構内でのロマによる物乞い
お次はスリベンの鉄道駅でジプシーの物乞いに遭遇した体験談。
相手はやはり10才くらいの少女2人組。
切符を買おうと窓口で待っていたら、どこからともなく現れてすり寄ってきました。
前回の尻タッチジプシーボーイの件があったのもあり、今回ばかりは先手必勝!
例のごとくボンボンボンボンとせびってきた彼らに対抗するため、私もあえて『物乞い返し』という必殺奥義を繰り出してみることに。
基本的に我々は
目には目を歯には歯を。やられたらやり返す。ナメた奴はブチ〇す!
をモットーに、ハンムラビ法典的なポリシーを持って旅をしているので(ホントかいな)。
右の手の平を上に向けて突き出しながら
「ニェ、ニェ、マネーマネー。ネーマネー。プリーズマネー。」
と少々大げさにお金をせびる真似をしたところ
「!?」
アジア系の旅行者にこのような反応をされると思っていなかったのか、一気に戸惑ったような表情を見せる少女達。
「ボンボン・・・。」
と最初よりも声が大分か細くなりました。
それでも
「マネーマネー!!」
とひたすら手の平を上下に動かして金をせびるフリを続けます。
少女が困ったような目つきで
「・・・マネー?」
と疑問形で尋ねてきたので、そんな彼らをじっと見つめたまま、能面のような無表情でマネーマネーと繰り返す私。
すると・・・なんと!
少女が懐からコインを取り出し、私の手の平にチャリンッと数枚載せてきたではありませんか。
こ、これは意外過ぎる展開だ・・・!!
ブラゴダリャとお礼を言うと、少女は何とも言えない複雑そうな表情をしています。
結果的にジプシーの子供からカツアゲをしてしまった・・・。
これではさすがに可哀想なので、貰ったコインを返してあげると少女は「いらないの?」と不思議そうな顔をして私を見つめてきます。
そしてまたボンボンと繰り返しました。
どうやらお腹が減っているのは事実みたいですね。
ただ、残念ながらその時は本当にお菓子も食べ物も持っていなかったのです。
「何もないんだよ、嘘じゃないんだ、ごめんね。」と身振り手振りで伝えながら、結局切符を買ってそのまま駅を後にする我ら。
結局、女の子達は諦めたように去っていきました。
この件でようやく
ジプシーの子供は旅行者に嫌がらせでわざとやっているのではなく、単純にお腹が減っているから食べ物をせびってくるのだな
と理解&納得。
そうは言ってもスリや盗みを働く可能性がないわけではないので決して油断はできないのですけどね。
ロマの物乞いといえば、スリベンだけじゃなくカルロヴォでも似たようなことがありました。
やはり無視したら去っていきましたが、荷物の管理だけはしっかりしないとなと改めて気が引き締まった次第です。
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ブルガリア治安体験談その4・教会内での不審者つきまとい事件
最後は不審者に付きまとわれて警察を呼ぶ羽目になってしまったお話。
カルロヴォの教会を見学しようと入り口付近で写真を撮っていた時のこと。
突然教会の端っこから謎のおっさんが現れました。
推定年齢は30代半ば。
タンクトップにジーンズというラフな出で立ちで、露出した左腕には肩までガッツリとタトゥーが入っており、うつろな目つきをした怪しげな風体をしています。
「ドーバルデン。」
と低い声で挨拶をしてくる男。
彼は「ようこそ、ブルガリアへ。」と言いながら一見友好的な態度で握手を求めてきました。
薄ら笑いを浮かべてどことなく気味が悪い雰囲気だったので、その時点で少し違和感を感じたものの、無視するのもアレなので握手に応じる私達。
とりあえずそのまま教会内部へ入っていきます。
丁度入り口にスタッフの男性がいたのでついでに彼にも挨拶すると、すれ違い様に耳元で「気を付けて。」と小声で囁かれました。
・・・ん?これはこの男のことを言っているのか??
一瞬、不穏な空気を感じました。
聖堂内にはすでに先客がおり、人のよさそうなおばさまと30前後の黒髪ロングの女性がそれぞれ見学を楽しんでいました。
私達も祭壇の前まで進み、教会の施設内をゆっくりと見て周ることに。
しかし・・・。
さっき庭で握手を求めてきた男がぴったりと私達の後をついてくるではないですか。
最初は
この人も教会を見学したかったのかな?
と思ったのですが、どうにも様子がおかしい。
私達が場所を移動する度に後をついてくるし、明らかに教会に興味があるようにも見えない。
ステンドグラスを眺めていると彼も無言のまま私の真横に並び、ニヤニヤと笑みを浮かべながら「グッド?」と声を掛けてきました。
・・・・。
何とも言えない嫌な雰囲気を感じたので、あえてここから先は姉妹で別行動を開始。
一つの場所で立ち止まらず、適当に聖堂内をグルグルと動き回って男を撒く作戦に出ます。
ところが、男はぴったりと後ろに張り付いてくるではありませんか。
無視してシャンデリアを見学している風を装うと、やはり真横に立たれて
「もう終わった?」
とざらつきのあるねっとりした声で耳元で尋ねられました。
その時はさすがに恐怖を感じましたね。
なに、この人。気持ち悪い・・・。
背筋がゾワッとそそけ立ちました。
すでに教会内に10分くらいは滞在しているでしょうか。
ただの見学ならもう出ていってもいいハズなのに、男は一向にその場を離れようとしません。
最初にいたおばさまとお姉さんも明らかに私達の様子を気にしているし、その場にいた女性全員に緊迫した空気が流れ始めます。
どうにかしてこの男から離れないと危険な気がする・・・!
そこで、一度教会を出るフリをしてまた中に戻るという手段をとってみることにしました。
見学終了と見せかけて私達が入り口を出ると、やはり男が追いかけて来たので無視してそのまま門の方まで歩いて行きます。
私達の後を追って彼が教会の門まで来たのを確認した瞬間、
ダダダッ・・・!!
いきなり踵を返して猛ダッシュで教会へと戻っていく我々。
予想外の行動に驚いた男は鳩が豆鉄砲を食ったような表情をしていました。
さすがにもう一度追っては来ませんでしたね。
教会に入った瞬間、さっきいたおばさんがすぐさま駆け寄って来て
「しばらくここにいなさい!教会を出ちゃダメよ。」
と声掛けしてくれました。
黒髪ロングのお姉さんも手の平を下に向けて「待機してろ。」というジェスチャーをします。
「今警察を呼ぶわ。待っててちょうだい。」
と携帯で連絡をするマダム。
やはり誰がどう見ても不審者だったようです。
さっきの入り口にいた男性スタッフ(その時にはもういなかった)も、きっと怪しいと思ったから私達にこっそり注意を促してくれたのでしょう。
ナンパのようなしつこさやチャラさもなく、ちょっと異様な雰囲気でしたから。
15分程教会で待機していると警察が到着。
ブルガリア語を話せない私達の代わりに事情を説明するおばさん。
「彼女達がね、変な男に付けられてたのよ。まだ近くにいるかも知れないわ。」
なんとなく会話の流れや表情で何を言っているのかが分かってしまうのが面白いところです。
しばらくその場で時間を潰していると、警察から男の身柄を拘束したと連絡が入り、ようやく外に出ることが出来ました。
出口付近にはパトカーが止まっていて、その脇には警察に両腕を掴まれて尋問(?)されている男の姿が。
とりあえずこちらの姿が見えないよう相手から死角になる場所まで移動すると、事の成り行きを陰からこっそり見守ることにしました。
ところが・・・。
なんと警察は男をあっさりと解放してしまい、そのままパトカーは走り去ってしまったんです。
おいおい、捕まえんのかーーーい!(笑)
恐らく私達が彼を通報したとバレているハズなので、また男に見つかるのだけは絶対に避けたい。
逆恨みされても怖いし、宿泊しているホテルを知られたら何をされるかわかったもんじゃない。
刺されたり、襲われたりしたら目もあてられません。
男に見つからないように最新の注意を払ってコソコソッとその場を離れ、その日は1日中ずっと周囲をキョロキョロしながら町をうろつく羽目に。
結局何が目的だったのかは分からないままだったんですが、通報してくれたおばさんやお姉さんもあからさまに怖がっていた&気味悪がっていたので婦女子を狙った不審者だったのではないかと思いますね。
旅行者の金目当てって感じでもなかったですし。
平和なバラ祭りの後にこんなトラブルに巻き込まれてちょっと怖かったです。
皆さんも気を付けて下さいね。
ブルガリアの治安は悪い?各エリアごとの印象と体感値を語る
さて、ここまで実際に私達が体験したトラブルについてを具体的なシチュエーションも含めて紹介させていただきました。
女性2人旅とはいえ、結構色々ハプニング続出でしたよ~(苦笑)
ただ誤解しないで欲しいのは、最初にも言いましが『基本的にブルガリアは安全な国』だということです。
今回、私達は1カ月のブルガリア旅行で
・ソフィア
・リラ方面
・西ロドピ地方の村
・プロブディフ
・スリヴェン周辺
・カザンラク周辺
・ヴェリコタルノヴォ
を周ったのですが、観光中にお金を奪われたり、荷物を取られたりといった被害に遭うことは一度もなかったし、どこも概ね安全という印象を持ったのは事実。
観光客が行く場所のほとんどは安全に楽しめるところですしね。
そうは言っても、色々な町や地域を見ていく中で
ぶっちゃけ、ここの雰囲気は微妙だったな~
と感じたエリアや町だって当然あるわけで。
それがズバリ
・カザンラク近郊
・スリヴェン
の2つ!
プラス番外編でソフィアって感じですかね。
これについても自分なりの理由や体験談をつらつらと語っていきたいと思います。
是非参考にしてもらえれば幸いです。
カザンラク周辺にロマの居住区がある
カザンラクといえばバラ祭りで有名な町ですよね。
ローズ畑やお祭りの華やかなイメージとは裏腹に、実はそのすぐお隣の駅にはロマの居住区があるってご存じでした?
電車でカルロヴォに向かう途中、車窓からの景色をボーッと眺めていた私達。
最初は窓の外になだらかな平原やこじんまりとした住宅街が現れては消えていくのを楽しみながら、密かな旅情を味わっていました。
ところが、ある時点から明らかにガラッと景色が変わった瞬間があったんです。
古ぼけた、今にも崩れ落ちそうなビル群が立ち並ぶ荒んだ地域。
薄汚れた建物の窓はそのほとんどが割れていて、町自体にもほとんど人気がない。
まるでうち捨てられた巨大な団地のよう。
ものすごく退廃的な空気が漂っていて思わず目を見張りました。
さらに列車が進むと、ボロボロのバロックさながらの掘っ立て小屋のような家々が密集した景色が突如として出現。
衝撃すぎてしばらく凝視してしまったほど。
小汚い身なりのおばさんがゴミ袋を両手に持って道端を闊歩している。
通りには馬車に乗った浅黒い肌の青年の姿。
これは、ロマの居住区だ・・・!
そう、モロにジプシーの巣窟って感じの独特の街並がそこには広がっていたのです。
私達はブルガリア旅行中、降りるハズのない駅で間違って降りてしまいパニックになったことがあるのですが、その時ばかりは、
あー、ここで降りなくてよかった・・・
と心底思いました。
それくらい結構強烈な光景だったんです。
ほんと、インドのスラムといい勝負でした。
何も知らずにうっかり迷い込んでしまったら、身ぐるみはがされて大変なことになっていたかも知れません。
まさかカザンラクの隣にこんなエリアがあるなんて。
昔訪れた時は全然気づかなかった・・・。
カザンラクを訪れる予定の方は、変な場所に一人で行かない方がいいかも知れません。
考えてみれば、ジプシーの物乞いや不審者付きまとい被害に遭ったカルロヴォという町もカザンラクの近くだったし、この辺は治安的にイマイチなのかも??
観光する予定の方は一応注意して下さいね。
スリヴェンの治安はイマイチな印象
ブルガリア南東部にあるスリヴェンという町。
ここも正直あまりイイ感じのしない町でしたね。
全体的に辛気臭くて薄暗く、町中がすすけたような印象で人も冷たい。
見知らぬ人間を無言で監視するようなジトッとした陰湿さがあって、個人的にどうしても好きになれませんでした。
向こうから積極的に話しかけてくる人は、大抵身なりの汚い怪しげなおっさんばかり。
鉄道駅まで歩いていく途中で変な男にずっとついてこられるし、駅構内ではジプシーの子供にお菓子をせびられるしで嫌な思い出しかないです。
そもそも、駅に降りた瞬間から人の感じがよくなかったんですよね。
こういう直感って結構当たります。
後々スリベンにもロマの居住区があると知って納得しました。
治安悪そうだったもんな~。
もし行く予定の方はお気を付けて。
ソフィアの治安と実際に遭ったナンパ行為
ソフィアに関しては変な時間に変な場所を歩いていると犯罪に遭う可能性が高くなる、という点で気を付けたい町だなと思います。
置き引きやスリ、ひったくり被害が一番多いのはやはり首都
ですから。
都市部は各地から色々な人が集まる分、流れ者も多いゆえ、観光客が犯罪に遭いやすいのはどこの国も同じ。
タクシーもぼったくりが多いから油断は禁物です。
ただ、治安という意味で言うと日中に街歩きしていて危険を感じたことは1度もないですけどね。
白夜だから夜もずっと明るいし、人出も多いので体感的には非常に平和な印象を受けましたよ。
自分の実体験で言うと、妙なナンパに引っかかったのがソフィアでした。
ソフィア到着日に市が開催しているオプショナルツアーに参加しようと思い、待ち合わせ場所に行ってみた私達。
ところが、待機している間にツアーとは全然関係のない人達(男性)にやたらと話しかけられるんです。
最初は面倒だから適当にあしらっていたのですが
「ツアーはつまらないから止めた方がいいよ。」
「市内名所を観光したいのなら僕が案内してあげる。」
「地元民だからとっておきの場所沢山知ってるよ。」
としつこく言われて、最終的に私達も現地の若い男性に誘われるがまま、ノリでうっかり彼の後をついていってしまったんです(ダメじゃん)。
小一時間程町を練り歩きつつ、観光名所を案内してもらうまではよかったんですが・・・
段々と人気のない森林公園のような場所に連れていかれたあたりからさすがにやばいと焦り始めました。
結局ただのナンパだったというオチで、誘った張本人もチャラいけど根はいい人だったのが幸いでしたが。
場合によっては危険な目に遭っていた可能性だって無きにしも非ず。
彼が途中でテイクアウトのお肉や自販機のコーヒーをおごってくれたんですが、それを素直にいただいちゃった私達も今思えば迂闊だったなと。
もし睡眠薬入りだったらどうしてたんだっていう話ですよね。
いや、お肉自体は美味しかったけども(笑)
実際、お隣のトルコでは睡眠薬強盗の被害も多いし、ブルガリアでもそういった犯罪はあるわけで。
大分軽率だったなと反省しています。
きっと到着したばかりで気分が浮足立ってたんでしょう。
もし女性グループで行く場合は街中のナンパにも気を付けて下さいね。
楽しい国際交流になるハズがまさかの暴行被害に遭ってしまった・・・なんて顛末になったら目も当てられません。
個人的にはクリスタルガーデン周辺は若者のナンパが多くて微妙だったので、一応注意しておくといいかも。
ブルガリア旅行で女性が犯罪被害に遭わないための防犯対策
そんなわけで、ブルガリアで起こったトラブル事例や犯罪の手口についてザザっと体験談を交えてシェアさせていただきました。
大まかに分けると、女性旅行者が現地で遭遇しやすい犯罪やトラブルは次のようなものです。
・女性に対するセクハラや痴漢・ストーカー行為
・ジプシーによる物乞いやスリ
・繁華街での置き引きやひったくり
こうした被害に遭わないための防犯対策についても自分なりの見解も交えてお話しますね。
女性に対するセクハラや痴漢行為
女性が遭いやすいセクハラや痴漢に関しては、男性に目をつけられないのが一番いい対策法なのかなと。
一番簡単なのは地味な服装にすることでしょうか。
現地の人はミニスカやショーパン等露出の多い派手な服装をしているのに、外国人ってだけでちょっと女性らしい格好(スカート履いたり)しただけでかなり目立ってしまいます。
女性として見られることで変な男が寄ってくるケースもあるので、そういうのが嫌な人はカッコいい雰囲気のパンツスタイルで観光するといいかも知れません。
色もパステルカラーなどの優しげな色は避けてあえてモノトーンで統一するとか。
私達のように運悪く盗撮被害に遭ってしまった場合、ネットの動画サイトに無断で載せられる可能性もあるので、何か嫌なことをされたらしっかり抗議しましょう。
それでも実質泣き寝入りですが・・・。
他は以下のような点を意識するといいです↓
・人気のない路地を歩かない
・露出が激しい格好をしない
・夜遅くの女性だけの行動は避ける
・誰にでも笑顔で対応しない
・勘違いされそうな言動は控える
・変な雰囲気を感じたら距離をとる
・馴れ馴れしい相手には塩対応
・ナンパに軽々しくついていかない
・旅程や宿泊先を気軽に教えない
不審者によるストーカーやつきまといは、相手次第では本当に危ないので気を付けて下さい。
自分が狙われてると思ったら人ごみに紛れて相手を撒いたり、誰かの助けを求めてもOK。
警察を呼んでもらうのもアリですよ。
こっそり付けられて後で暴行されても怖いですからね、妙な行動や雰囲気を感じたらすぐに逃げることが大事です。
ロマ(ジプシー)による物乞いは防犯グッズを活用すべし
ブルガリアにはロマ(ジプシー)が多いです。
旅行者を見かけるとススっとすり寄って来て
・無理矢理つきまとう
・お金や食べ物をせびる
・荷物をスろうとする
・お金を盗む
といった悪さを働こうとするので、彼らの前では決して気を緩めてはいけません。
仮に幼い子供が相手だからといっても同情や油断は厳禁です。
歩行中は常に荷物を手前に持ってチャック部分や開口部にはしっかりと手を添え、警戒を怠らないようにすることを意識しましょう。
そういう意味でも、観光中のサブバッグは自分の手前に荷物を持ってこられるショルダーバッグがおすすめです。
ひったくり・スリ被害はセキュリティポーチでガード
人の流入が多いソフィア中央駅ではスリや置き引き被害が多発しているので注意が必要です。
都市部の繁華街では旅行者を狙ったひったくりなども横行しているそう。
ブルガリアに限らずですが、安全な日本とは違って海外ではこうした窃盗系の犯罪はつきもの。
現地でのちょっとした油断がトラブルを引き起こしてしまうので、被害を防ぐためには自分自身がしっかり自衛するしかありません。
対策としては
・荷物から目を離さない
・手荷物は常に自分で携帯する
・貴重品はセキュリティポーチでしっかりガード
・派手な服装をして自ら目立たない
・常に周りを警戒して隙を見せずに行動する
・夜間外出は控える
・人気のない通りをうろうろしない
といった海外旅行における基本的な防犯ルールを守ることが大事です。
首都ソフィアでは売春宿が多い通りや麻薬中毒者が多い通りなんかもあるそうなので、夕方以降はその手の怪しげな雰囲気の場所には近づかない方が無難。
貴重品は必ずセキュリティポーチに入れて肌身離さず持っておくことも意識しましょう。
海外旅行で使えるおすすめのセキュリティポーチについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
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ブルガリア治安まとめ・犯罪に遭った時のために海外旅行保険加入はマスト
さーて、そんなわけでブルガリアを女性二人で1カ月程旅した私達が実際に遭遇したトラブル体験談を詳細に語ってみました!
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、是非参考にしていただければ嬉しいです。
ブルガリアは普通に観光している分にはとても安全な国なので、必要以上に怖がることはありません。
アメリカや中南米のように銃で脅されることはないし、イタリアやフランスのようにプロのスリ集団による組織的な犯罪が行われているわけでもないですし。
そういう意味ではまだ全然ソフトな方だと思うんですよね。
最低限の防犯にさえ気を付けていれば問題なく観光が出来るハズ。
私達も幸いなことに貴重品を盗まれたりといった被害には遭わずに済みましたし。
ただ、女性だけの旅行だと窃盗系の犯罪以外にエロ系の犯罪にも注意しないといけない、というのは新たな教訓にはなりました。
田舎の方だとジプシーも多いし、女性だからと舐められてしつこくつきまとわれたり、物乞いされたりするケースもあります。
万が一、スリや窃盗被害に遭った時の為にも海外旅行保険には絶対に加入しておきましょう。
ちなみに、私は旅行する度にエポスカード を愛用しています。
エポスカード は
・発行手数料無料
・年会費無料
・即日発行可能
・補償内容が充実
・主婦や学生でも作れる
・お得な海外キャッシング可能
という神対応なクレジットカード。
無料で作れるのに保険も使えて補償内容も充実してるという、まさに旅人には欠かせない必需品と言っても過言ではありません。
お守り代わりに1枚持っておけば何かあった時も安心なので、旅行前にサクっと作っておくことをおすすめします。
私も今回現地で病院に行く羽目になった際、一時的に建て替えた治療費を帰国後に申請したらちゃんと返還してもらえて大変助かりましたよ。
保険付帯のクレカを持っていればいざという時も安心!
是非、旅行前にしっかり事前準備を整えて素敵な思い出を沢山作って下さいね♪
以上、タビビシスター(@tabibisister)によるブルガリアの治安情報と体験談でした!
この記事が少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。
それでは、良い旅を!
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他のクレカと補償額は合算可能だから
複数枚持っていれば余計お得に
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まだ持ってないなら旅行前に発行しなきゃ損!
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