へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)でーす!
今回はスパイシーで香り高いことで有名な南インドのチェッティナード料理についてご紹介したいと思います。
チェッティナード料理の本場であるカライクディ。
南インドのタミルナドゥ州南部にあるこの町は、美味しいチェッティナード料理が食べられるとあってインドグルメ通にとっては知る人ぞ知る町なんですよ。
この記事では実際にカライクディを訪れた私達が、本場のチェッティナード料理を味わった感想を豊富な画像と共にレポしています。
インドグルメが気になる人、チェッティナード料理を食べたい人、カライクディのおすすめレストランを知りたい人は是非読んでみて下さいね。
目次
チェッティナードレストラン一押し!カライクディのフレンズレポ
まず最初に訪れたのがカライクディのメインストリート沿いにあるフレンズというお店。
通りから一本入ったところにあるので見過ごしてしまいがちですが、ここは絶対行っておくべきマストスポットです。
フレンズには滞在中は2回行ったのですが、もうとにかく美味しくて今まで食べたインド料理は一体何だったの?というくらいの衝撃を受けました。
こじんまりとしたアットホームな店内。
ちなみにここのお店は平日は11時開店ですが日曜日は14時からとのこと。
テーブル席がいくつかあるシンプルな内装。
たまに牛が乱入してきたりとインドならではのフリーダムな雰囲気も魅力です(笑)
あ、店内には手洗い所もあるので便利ですよ。
店主兼シェフのおっちゃんは寡黙だけど自分の腕には自信を持っていそうな職人肌タイプ。
私達が料理を食べる度に美味しい?と聞いたり反応が気になるのか食べている様子をじっと見つめたりする可愛いところもあったりして。
こちらはメニュー。
フレンズの一押しはもちろんチェッティナード料理なのですが、その中でも特に店主おすすめメニューなのがミールス。
ちなみにミールスはランチに限らずディナータイムでも食べられるようです。
南インドらしくドーサなども置いてあります。
日曜日限定のビリヤニも気になりましたが今回は食べられず・・・残念。
さて、それでは実際に頼んだメニューを紹介していきたいと思います!
こちらはカレー3種類を単品で注文したもの。
左からフィッシュグレービー、チキングレービー、蟹カレーとなっております。
タミルナドゥ州らしく料理はバナナの葉っぱに載せられて出てきます。
このスタイルがいかにも南インドって感じでテンション上がりますね!
珍しく来た日本人観光客に気合の入るおっちゃん。
付け合わせのチャツネをよそってくれます。
左はコーンとナスのようなものが入ったあっさり系の味で、右はちょっと辛めのポテトのチャツネでした。
もう見た目だけでかなり美味しそうというか涎が垂れちゃいますね!
チェンナイで会った宿の主人も
「チェッティナード料理はインドで一番美味しい料理なんだよ!スパイシーで香りがよくて最高なんだ!絶対に食べた方がいいよ!」
と太鼓判を押していたくらいなので、きっと本当に美味なんでしょう。
ではでは初のチェッティナード料理、いただきまーす!
まずはカニカレー。
このカレーはカニを贅沢に殻ごと使い、出汁もカニの身もカニミソもたっぷり入っているという非常に贅沢な一品です。
これがもうね、ぶっちゃけ・・・クソうまいです!
身はとても甘みがあってごはんに汁ごとかけて一緒に食べるともう止まらない美味しさ!
これはカニ好きな日本人にはたまりませんね!
身だけではなくカニ味噌もたっぷり入っていて、ほぐした身とカニ味噌とソースを混ぜて食べるさらに旨味がアップします。
プリっとしたカニ味噌の食感がまた食欲をそそります。
グレービーソースなのでカニの肉汁がたっぷりでいい出汁が出ていて、とてもスパイシーなのにただ辛いだけではなくて奥深い味わいが魅力。
辛いのが苦手な人にはちょっときついかもしれませんが、これはもういうことなし!
お次はフィッシュグレービー。
カジキのような魚を玉ねぎと一緒に煮込んだカレーです。
魚が入ったカレーなので(しかもインド)色々不安要素はあったのですが、不思議と生臭さはありませんでした。
魚自体も柔らかくて身がほどよくほぐれていて、やや強い酸味があるのが特徴的。
何ともくせになる味わいです。
こちらはチキングレービー。
辛さがほどよくて奥行きのあるスパイス使いが魅力の一品で、この3種類のカレーの中では一番普通っぽい味わいでした。
美味しいんですが、飽きると言えば飽きるかも。
蟹カレーが最高すぎたかな(笑)
ごはんはおかわり自由なので遠慮なく持ってきてもらいました。
シェフのおっちゃんは寡黙ながらもカレーをバクバク食べる私達を見て心なしか嬉しそう。
愛想はないけどこちらの反応を常に気にしていて、美味しいというとニヤリといたずらそうな表情をしていたのが印象的でした。
あまりの美味しさに翌日すぐに再訪した我々。
今回は夕飯時に出陣したところ、おっちゃんが「ミールスも食べてく?」とお昼のミールスの余りをサービスしてくれました。
初回よりも態度がフレンドリーになっているのが笑えます(笑)
やっぱり通うといいことありますなぁ~。
今回注文したメニューを紹介していきますね。
まずはエビのチリ炒め。
油でサクッとあげたカリカリのエビがつまみに最適な一品で、サクサク食感とスパイシーでほどよい油っこさが癖になります。
チキンドライカレー。
骨付きチキンが4ピースくらい入っているドライカレー。
北インドのチキンカレーよりもこってりしているのに、スパイスが効いていて不思議とどんどん食べたくなってしまう奥行きのある味わいです。
グレービーソースとはまた違った食感が楽しめます。
エビのグレービーカレー。
エビがゴロゴロ入ったスパイシーなカレー。
チキンドライカレーよりも辛くなくてエビの出汁が効いていて優しい味わいでした。
辛いことは辛いけど海鮮系のうまみがあるのでこれはこれでいいですね。
付け合わせのチャツネ。
左はトマトとインゲンなどが入ったもので、右は大根やカブ系の汁気のおおいタイプのものでした。
両方とも味はあっさりさっぱりしていて食べやすかったです。
ミールスについているカレー2種。
今回はおまけでつけてくれました。
左がチキンカレーでスパイシーだけど単品のものと比べるとよりまろやかでマイルドな味わいです。
右のマトンカレーもマトンの臭みはなくまろやかな辛みで食べやすいカレーでした。
ただ、やはり単品注文のカレーの方が複雑な味わいと香りで美味しさのレベルが一段上かな?という印象を受けましたね。
食後にアニスを食べて口直しをしてお店を後にしました。
いやー本当に美味でした。
北インドのカレーよりもスパイスの風味が奥深くて飽きのこない味なので、かなり脂っぽいハズなのに食べだすと止まらないんですよね。
インドでは珍しく八角を使うところもちょっと変わってるかな。
一口食べた瞬間に八角の香りが口の中にプワァァ~っと広がって、余計に食欲を刺激する感じがたまらないんですよ。
いやはや、チェッティナード料理おそるべしです!
フレンズレストラン
+91 4565 236 622
Karaikudi, Karaikudi, Karaikudi Taluk, India
カライクディARCレストラン口コミレポ
続いて2件目に行きたいと思います。
メインストリート沿いにあるARCレストランというレストランもチェッティナード料理を提供しています。
表に看板が出ているものの、ホテルの中にあるのでちょっとわかりづらい場所にあります。
フロントの奥の扉を開けると薄暗い照明に照らされた隠れ家のような部屋があり、そこがレストランスペースになっているんですね。
ちなみにトイレはホテルの外側にあります。
お昼時に行ってみたものの、店内には私たちしかいなくて、お店自体があまり稼働している感じもなく客が来たのも久しぶりっぽい雰囲気で入った瞬間ちょっと焦りました(汗)
しかも店の人は英語があまりしゃべれないので、おすすめがどれなのかもいまいちわからず・・・。
とりあえずまずはメニューを見せてもらうことに。
チェッティナード料理が沢山あり、フレンズでは見かけなかったものもちらほら。
ハイダラバードビリヤニも置いてありました。
ちょっと気になりますね。
フレンズでさんざんカレー系は試したので今回は別のメニューをチョイスしてみよう!ということで、3品ほど注文してみました。
やはりここでもバナナの葉っぱが最初に出てきます。
このスタイルはタミルナドゥ以外では見かけませんでした。
最初に運ばれてきたのはハイダラバードビリヤニ。
これはチェッティナード料理というわけではないですが、何となく気分で頼んでみました。
ゆで卵とチキンが乗った辛みのあるピラフという見た目ですが、これが美味しいんですよ。
付け合わせのカレーソース。
こちらも同じく付け合わせのたまねぎのヨーグルト和え。
先ほどのカレーソースとこれを一緒にご飯にかけていただきます。
ご飯単体でもスパイシーでお米もふっくらしていて十分美味しいです。
玉ねぎソースをかけると味が変わって何杯でもいけちゃいます。
ヨーグルトの酸味と御飯の辛みが絶妙にマッチして食が進みまくりんぐ。
プラウン66というエビの炒め物。
カリカリサクサクに揚げたエビにライムをかけていただくのですが、これがもうかなりの美味!!
ライムの酸味がエビの辛みとサクサク感をさらに高めてくれるうえ、ガーリックとこしょうの味付けが後を引くのでこれだけでいくらでも食べられちゃいます。
ビールとの相性がばっちりなつまみ系のメニューですね。
マトンチュッカバルバル。
一口サイズに切ったマトンを炒めて煮たものをスパイスで味付けしたチェッティナード名物。
これはフレンズには置いてなかったのでトライしたんですが、大正解!
マトンは臭みが全くなくて肉質もすごく柔らかくて、これならマトン嫌いな人でも食べられそう。
非常によく煮込まれているのはもちろんですが、多分肉自体も新鮮なんでしょう、きっと。
噛むと肉汁が出てきてくにゅっとした歯ごたえが癖になります。
いやー、しょぼい外観と内装とは打って変わって出てくる御飯はどれも美味しいものでした。
3品食べて430ルピー。
これが高いのか安いのかは謎です。
私たちがうま!やば!と興奮している様子が伝わったのか(?)、人の好さそうな店主のおっちゃんがやたらニコニコ嬉しそうに私たちの食べる様子を観察していたのが面白かったです。
フレンズといい、ここといい、食べたメニューの反応を気にする人が多いのはやはり美食の町だからこそなんでしょうか?
これは他の地域ではあまりない特徴でしたね。
やはり土地柄ゆえ、カライクディの料理人は自分の腕にプライドを持っているのかなーという気がしました。
ARCchettinadA/Crestaurants
25, Church 1st Street | TT Nagar, Karaikudi, Karaikudi Taluk 630001, India
カライクディのおすすめチェッティナードレストランまとめ
さて、そんなわけでチェッティナード料理の本場であるカライクディのレストラン体験を紹介させていただきました。
いやー、チェッティナード料理、マジでうまいです!
私は北インドのカレーはこってり&油っぽくてどんなに美味しくても食べている間に飽きちゃったりするんですが、チェッティナード料理はどれもすごく辛いのに飽きたり胃もたれしたりすることがありませんでした。
むしろこのスパイシーさが癖になってどんどん食べたくなってしまうから不思議!
南インドのあっさりしたミールス系のカレーとはまた違う美味しさがあるので、カレーマニアなら是非一度チェッティナード料理の本場・カライクディに行ってみることをおすすめします!
胃袋と舌先にズシッとくる鮮烈な辛さと五感を刺激する奥深い香り・・・こんなカレーがあるんだ!ってきっと衝撃を受けること間違いなしですよ!!
静かな田舎町という風情のカライクディは、ぶっちゃけ食以外に観光名所的なものはあまりありません。
アクセスもしづらいので食事に興味がない人にとってはわざわざ行く意味はあまりないかもしれません・・・が!
グルメ好きなら行ってみて損はないです!
きっと目から鱗の美味しい体験ができますから!
もしインドカレーが好きで南インドの美味しい郷土料理が食べてみたいのならチェッティナード料理、是非一度お試しあれ!
以上、タビビシスター(@tabibisister)によるインド旅行レポでした♪
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