へろー!いつもゴキゲンなタビビシスター(@tabibisister)で~す!
今回は、現地のレストランやカフェで見つけたトロヤン焼きについて紹介しますね。
ブルガリア北西部にあるトロヤンという街の名産品といえば・・・トロヤン焼き!
カラフルな雫模様の全てが手描きでペイントされたトロヤン陶器は、繊細で丁寧な職人の手仕事によって作られています。
ゆえに、この世に一つとして同じものはないという稀少性も魅力の1つ。
豊富な色味のバリエーション、模様や柄の入り方等、デザインは実に様々。
お店によっては現代的な柄のトロヤン焼きも置いてあったりしますが、やはり一番人気はオーソドックスな雫の模様が描かれたもの。
1カ月に渡るブルガリア旅行中、私達は各地のカフェやレストラン等でトロヤン焼きが料理皿として使われているシーンを何度も見ました。
トロヤン焼きのお皿やマグカップが出てくる度に、
へぇ~、こういう柄があるんだ!
地元の人はこんな料理を載せているんだな・・・
この料理にこの組み合わせはなかなかおしゃれだな
おや、お店で見たことないデザインだぞ・・・
と、ときめいてしまい、買い物欲も膨れ上がる始末。
結果、現地でしっかりとお買い上げして日本に送りましたとさ。
この記事では、ブルガリアで見つけたトロヤン焼きを出てくるお料理やシーンごとに豊富な画像と共に1つ1つレポしていきたいと思います。
トロヤン焼きについて知りたい方やブルガリアの食事シーンに興味ある方は是非読んでみて下さいね。
目次
ブルガリア料理で使用されたトロヤン焼き(陶器)の種類あれこれ
海外旅行あるあるですが、実際に食器類の土産を購入したとして
日本でどういうシチュエーションで使えばいいのだろう?
と疑問を抱いてしまうことってありますよね。
ここからは旅中に実際に遭遇(?)した様々なトロヤン焼きの具体的な使用例を紹介していきます。
・意外な使い方や組み合わせ
・お料理との色合いの相性やバランス
・全体のテーブルコーディネート
等、センスや現地特有の感覚等含めて勉強になることも多いので、是非参考にしてみて下さいね。
サラダ・野菜料理
まず最初は、ブルガリア料理の定番であるショプスカサラダからいってみましょうか。
大量のシレーネチーズにお皿自体ほぼほぼ隠れてしまって全体像は見えませんが、一応茶色のお皿が使われていますよ。
こちらのでっかい唐辛子=ペッパーを使ったペッパーサラダの場合も、やはり茶色の大皿を使用。
豆腐のような水切りチーズ=フェタチーズが入ったギリシャ風サラダも同様です。
ベースの茶色は同じなのですが、どれも微妙に模様の色や入り方が違うのがお分かりいただけますでしょうか?
ギリシャサラダその2(左は焼きシレーネチーズの蜂蜜掛け)。
同じ料理でも、今度は白地に明るいグリーンや黄色の雫模様が描かれたお皿に載せられています。
盛り付けもあえて山形にして、中心に高さを出すことでおしゃれっぽさをアピール。
明るくて爽やかな印象ですね。
チーズ料理
お次は、カリカリに焼いたシレーネチーズに蜂蜜を掛けて胡桃やナッツを振りかけたお料理。
茶色ベースのお皿はほっこりした雰囲気を出してくれるうえ、チーズと皿の色も馴染んで余計に美味しそうに見えます。
同じくシレーネチーズ蜂蜜がけを別のお店でオーダーしてみたところ、こちらは白っぽい大皿に載せられて運ばれてきました。
さっきとは打って変わって少々カフェ風のオシャレ感がプラスされます。
白地べースに縁と中央部分に黄色が入ることで、全体的に明るい雰囲気が出てきますね。
芋料理
こちらは深みのあるボウルのような形の皿にマッシュポテトを入れたもの。
上にはシレーネチーズがかかっています。
茶色系だからポテトとも馴染んで自然な印象。
取り皿は少し大きめの平皿。
茶色地に薄い水色と薄い黄色が入っていて、薄い黄色がポテトの色とそっくりなのでいい具合に差し色になってました。
スープ
こっくりとした山吹色が非常に食欲をそそるパンプキンスープ。
ミニボウルをスープ皿として活用しています。
茶色ベースにやはり薄いグリーンや黄色が入った模様が優しい印象で、少しパステルっぽいマイルドな色合いが可愛らしさを感じさせてくれますよ。
調味料
レストランで見かけた調味料入れ。
蓋部分は素焼きの茶色、胴体部分は白系に黄色の模様と明るくまとまっています。
コロンとしたフォルムで、長いものと短いものの2種類ありました。
これは別タイプのスパイス入れで、いわゆるスパイストレイ的なもの。
パウダーというよりも、若干葉っぱや茎の形状が残ったもの(ハーブ的な)を入れるとよさそうです。
ブルガリア名物のオリジナルスパイスであるチューブリッツァやシャレナソルが入っているケースも。
スパイストレイとセットで調味料入れも置いておくのがブルガリア流(?)。
茶色ベースに濃いめの水色と薄い橙という反対色をうまく組み合わせているデザインです。
これはいかにも胡椒が入っていそうな見た目ですね~。
肉料理
お次は肉料理とトロヤン焼きの組み合わせにいってみましょう。
まずはぶっといソーセージ。
茶色ベースに抹茶色と薄い黄緑を組み合わせたグリーン系の模様で少々渋めな柄が特徴的。
添えられた葉物野菜とグリーンの模様がぴったりマッチ。
ソーセージのくすんだ茶色とお皿のブラウンが見事に馴染んで互いに同化しているところもミソ。
サルミというブドウの葉っぱにお肉を巻いた料理。
やはりベースは茶色系で、こっちは黄色と抹茶色に加えて白多めの柄となっております。
ガブロヴォ名物の肉の詰め物、ガブロヴォパーティースタイル。
比較的シンプルな模様のトロヤン焼きで、ベースは相も変わらず茶色でした。
縁取りは白多めでシンプルに。
肉がすごく映えるというわけではないのですが、不思議と調和はとれている感じ。
蒸し料理
お次はツボのような形のトロヤン焼きをご紹介しますね。
この入れ物自体が比較的珍しいというか、あまり土産物屋でも置いてなかったスタイル。
蓋も独特な形をしています。
昔懐かしいアニメ、ハクション大魔王に出てきそうな見た目ですよね。
ほい、パカッとな!!
試しに開けてみます。
蓋を取ると、丸くて深さのあるボウル型の容器に大変身。
全体的なフォルムも丸みがあって可愛らしく、これはとても料理が美味しそうに見えますね。
容器の下のお皿もオレンジと緑と黄色の入った模様がついていて、ツボとは微妙に異なる柄をしているところがシェフのこだわり??
揚げ物
こちらは一見コロッケのようなチーズ揚げ。
付け合わせのブルーベリージャムをソース代わりにしていただきます。
使用されているお皿は、やはり茶色に黄色と白の差し色が入っているもので、揚げ物がいい具合に映えて見えるところがニクイ。
卵料理
朝食には欠かせない卵料理といえばオムレツ!
茶色が基本色となったお皿の縁や中央部に、黄色が多く使われた細かい模様が入っていて、卵の黄色と絶妙にマッチ。
この色合いのトロヤン焼きはよく見かけますね~。
現地人にとっては定番商品なのかも知れません。
パン
次はパンにいってみましょうか。
カリカリに表面を焼き上げたフレンチトースト風のパンは、ベースの茶色に黄色と水色の柄が入ったお皿に乗せられています。
一緒に出てきたシレーネチーズも同じ柄。
メインとは大きさの違う小皿で提供されます。
パンケーキだとこんな感じ。
茶色ベースに白と水色と黄色の雫模様が入っています。
パンケーキを載せるのに丁度いい大きさの平皿なので、これは日本に帰ってからも真似してみたいコーディネートだなと。
トロヤン焼き特有のぬくもりや独特の風合いが、余計にパンケーキを美味しそうに見せてくれますよ。
なんでしょう、鳥が怖がる目玉のような模様に見えなくもない気が・・・。
模様の入り方によってこの雫のデザインも別の物に見えるから不思議です。
テーブルクロスを赤系で揃えると、よりブルガリア感が増すということを発見してしまいました。
マグカップも大皿も小皿もトロヤン焼きで揃えると、それこそ東欧の田舎の食卓って感じでとてもレトロで可愛らしい雰囲気が出る!!
ジャム
ちなみに、写真左のジャムが入ったボウルも手の平サイズでコロンとしていて可愛らしいです。
こっちはカルロヴォの民俗博物館のカフェでの1シーン。
ボウルのような小さい容器にローズジャムが入っています。
中は茶色ですが、外側にちゃんとトロヤン焼きの模様が描かれています。
ローズジャムのくすんだピンク色とトロヤン焼きの茶色がフォークロア感を醸し出していますね。
丸テーブルの上にかかったテーブルクロスは、やはり赤に黄色や緑が入ったブルガリアの伝統的な柄。
毛織物製品もブルガリアの名産なので、トロヤン焼きと組み合わせることで現地特有の匂いを感じさせることが出来るんです。
デザート
いよいよデザートに突入!
ここでようやく色付きのトロヤン焼きがご登場~!
青と黄色、それぞれの小皿にアイスが乗せられていますよん。
折りたたまれたクレープには茶色の大皿。
こっちはプリン。
やはり似たようなデザインが使われています。
プリンのカラメルの色とトロヤン焼きの茶色がそっくり!
黄色が入っていることでプリンの差し色になっているのがポイントなのかなと。
キャロットケーキ。
白地にややパステル系のグリーンやイエローが入った爽やか系のお皿です。
ケーキ自体に白が入っているから、ベースが白い方がオシャレに見えるのかも知れませんね。
これも確かキャロットケーキ。
こちら、茶系ではありますが、今まで見たきたものよりも少し渋めのデザインとなっております。
茶色というよりもこげ茶色のベースに深みのある抹茶、さらに濃い焦げ茶色の模様が入っていて、実に落ち着いた雰囲気が漂っています。
こっちもちょいと変わり種。
そもそもトロヤン焼きではない可能性もあります(笑)
お店などでも、たまに雫柄じゃない商品も置いてあったりするので一応参考程度に載せてみました。
曲線が描かれたシンプルなペイントで、これはこれで面白いですよね。
飲み物
最後は飲み物を入れるカップ系を紹介していきます。
まずはこちら、なかなか使用されているところを見るのが難しかったコーヒー用のマグカップ。
深緑をベース色にして比較的鮮やかなピンクが入っているせいか、カラフルでポップな印象を与えてくれます。
ミルクを入れたコーヒーとも相性バッチリ。
緑系は可愛いですね~。
これも現地で出てきた時にかなり素敵だなと思ったデザイン。
ハッとするような明るい青系のベースに、黄色や水色の派手な雫模様がガッツリ描かれたもので、個人的にはとてもお気に入り。
青系のお皿だと食欲なくなりそうですが、カップならコーヒーや紅茶を綺麗に見せてくれるうえに、高級感まで与えてくれるから一石二鳥。
ソーサーの柄がまた派手で華やかなのがいいんですよ。
これ、欲しかったけどどこにも売ってなくて、結局手に入れることが出来ず残念でした。
素朴さ溢れる茶色の幅広い口のマグカップ。
口が広いとドリンクだけではなく、スープ用としても使えそうあから便利だなと。
柄はオーソドックスな茶色系です。
ブルガリアでよく飲まれるハーブティーを入れると、余計に現地感アップ!
ソーサーも含めてセットで使うとより素敵ですね。
砂糖
最後はこれまた貴重なシュガーポットで〆たいと思います。
この形も結構珍しいですよね。
黄色系だから単純に目立つし、コロンとしたフォルムも可愛いらしくて、これも旅の終盤で手に入れられてたら買ってましたね。
私達が滞在していた街では売ってなくて残念でした。
トロヤン焼きとの出会いも一期一会なので、もし気に入ったものがあればその場で買ってしまうのがいいのかなと。
地域や町、お店によって全然品揃えが違うので、後でまた探せばいいやと思っていると後悔すること山の如しなので・・・(実体験)。
配送や梱包問題等があるので、周遊型の旅だと難しいんですけどね~。
ブルガリアで見つけたトロヤン陶器と料理の具体例まとめ
さーて、そんなわけで現地で見つけたトロヤン焼きとブルガリア料理についてご紹介させていただきました!
色々見て分かったのは、
料理皿として使われるトロヤン焼きは圧倒的に茶色ベースのものを使うことが多い!
ということ。
地元のレストランでは茶色率がほぼ8割でした。
街中のお土産屋さんでは青や赤、黄色、緑といったかなりカラフルなデザインのものや、優しいパステルカラーでまとめた薄めのふんわりした色味のトロヤン焼きが沢山売っています。
しかし、実際に使うとなると茶系が多いのはやはり使いやすいからなんでしょう。
色が鮮やかすぎるとお皿の方が目立ってしまい、あんまり美味しそうに見えないという理由もあるのかも知れません。
特に、肉料理や野菜の煮込み料理やらは基本的に料理そのものが茶色っぽくなりがちで、パンやケーキ類も小麦粉系ゆえ基本薄い黄色や薄茶です。
となると、茶色や白地に黄色等が入っているデザインの方が使いやすいのかなと。
茶色って単品で見ると地味に見えがちですが、料理に使うのには無難というか、素材の色味を殺さずに魅せてくれるので料理作る側からすると使い勝手がいいんだろうなと感じました。
緑や青、ピンクに赤といった目立つデザインは土産物屋ならではのチョイスなのかも??
ブルガリアの人達も料理によって差し色を考えて、それに合った色や模様が入っているトロヤン焼きを選んでいるんだなと妙に感心してしまったりして(笑)
この辺は結構奥深いテーマだと思いますね。
結局、私も現地の人に倣って茶系のトロヤン焼きのお皿や白っぽい皿をいくつか購入することに。
実際に使ってみると、確かに茶系の方が何でも合わせやすいかも!?と感じました。
肉料理でもカレーでもケーキやカステラでも比較的何でもいけるんですよね。
レタスやトマトといった生野菜も、野菜の赤や緑が茶色のお皿に置くと映えるんですよ。
今後もブルガリアのカラーセンスをうまく取り入れつつ、自分なりにトロヤン焼きを活用していきたい所存です。
旅行写真を見ながら現地の感覚を研究しつつ、よりブルガリア風のお食事風景に近づけていけたら楽しそうですしね♪
というわけで、以上、タビビシスター(@tabibisister)による現地でのトロヤン焼き使用シーンの具体れ紹介レポでした!
それでは、よい旅を!
ブルガリアの土産情報については以下の記事も参考にしてみて下さい↓
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