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今回は、新潟県村上市にある鮭料理の専門店『井筒屋』でランチを食べた感想について紹介しますね。
鮭で有名な村上市。
東京からはるばる村上まで来たからには本場の鮭料理を味わにゃソンソン!
ということで、やってきたのは井筒屋。
こちら、江戸時代から続く鮭の加工品販売の老舗・千年鮭きっかわが運営している鮭料理専門店なんです。
生まれて初めて食べる塩引き鮭。
も~~~う、滅茶苦茶美味しくて私の中の鮭の概念が180℃変わりましたよ!
あたしゃ鮭よりもサーモンが好きなんだわさ・・・
な~んて心の底で舐めてかかっていた自分を殴りたい!
ここはマジで来てよかった!
はらこに茶漬けに酒びたしに・・・思う存分ご当地名物の鮭料理を堪能して身も心も胃袋も大満足!
鮭ってこんなに美味しいんだ!と大声でシャケびたいくらい感動しちゃいました(鮭だけに)。
ちゅーわけで、この記事では井筒屋で鮭定食を食べた体験談を元に
・鮭定食のメニュー内容
・味の感想やおすすめポイント
・店内の雰囲気とサービス
・予約方法と注意事項
についてを豊富な画像と共にレポしています。
・井筒屋の鮭定食ってどんな感じ?
・村上で美味しい鮭料理が食べられる店を知りたい
という方は是非参考がてら読んでみて下さいね。
メニューも紹介!村上市鮭料理井筒屋ランチ体験記
そんなわけで、やってきました、村上市にある井筒屋!
村上市の中心部にあるのでアクセスもしやすいです。
店先にの看板には渋い文字でデカデカと鮭料理の文字が。
お店の佇まいも趣があっていかにも老舗って感じ。
中に入ると囲炉裏のある和な空間が広がっていました。
店内にはちょっとしたお土産も販売しています。
鮭の酒びたしや土鍋が並んでいて、見ているだけでもなかなか面白かったですよ。
どうやら店の奥が飲食スペースになっているようです。
私達は4人だったのもあり、ラッキーなことにお座敷席に通してもらいました。
ふぅ~む、外観から想像していた通り、なかなかに渋い雰囲気のお店ですね。
最初に、メニューと一緒に店員さんが鮭料理についてのガイド的な冊子持って来てくれました。
鮭の部位についての説明や各部位を使って作られるレシピなどが図入りで解説されていて、意外と勉強になりましたよ。
今回私達が注文したのは鮭料理8品コース3,025円(税込)。
多分、井筒屋のランチの中で一番オーソドックスで定番のコースだと思われます。
【鮭料理8品コース】
・鮭の酒びたし
・鮭の手まり寿司
・鮭の鮭びたし皮踊り焼き
・鮭の白子の寒風干し
・鮭の塩引
・鮭の焼漬
・鮭はらこの味噌漬
・鮭のかぶと煮
・土鍋炊きご飯
・だし(村上茶・生揚醤油・鰹節)
・薬味(三つ葉・海苔・お漬物)
・一口甘酒
他にも色々ありました。
・11品コース
・14品コース
・19品コース
・22品コース
・極上・豪快はらこ丼
22品とかもうランチじゃなくて夕飯じゃね?と心の中で突っ込みを入れたのはさておき、コース料理以外にも鮭料理単品もあったり。
個人的に極上豪快なはらこ丼が非常に気になりますね・・・(笑)
最初に出てきたのは
・鮭の白子の寒風干し
・鮭の酒びたし
・鮭の手まり寿司
の3品。
どれもこれもお酒に合いそうだし、これはもう日本酒を飲めといっているようなものでしょう?
ということで一緒にいた父がオーダーしたのは〆張鶴。
まさかの竹に入っていました!
竹取の翁って感じ(何がだよ)。
おちょこにトプトプッと注いでいきますよ。
鮭と酒のダブルサケ。
これはのんべえにはたまらないシチュエーションなのではないでしょうか。
そんなわけでいよいよ鮭料理に手をつけていきましょうか。
トップバッターは鮭の白子の寒風干し。
鮭の白子を合わせ味噌につけて2カ月程寒風に晒して干し、さらに半年間低温で熟成させた郷土料理です。
塩気と甘味の加減が絶妙で、ねっとりした舌触りも相まって、癖になる美味しさ。
これはおつまみにぴったり。
村上名物・鮭の酒びたし。
塩引き鮭を1年熟成させたもので、これにお酒をかけていただきます。
そのままなネーミングなのでちょっと面白いですね。
食感はビーフジャーキーのように固くて繊維を感じさせるようなコリコリ感があります。
塩引鮭の塩気とコク、旨みが日本酒をかけることによってさらに引き立ち、こんなに味わい深いものになるとは!
鮭の生ハムで巻かれた鮭の手まり寿司。
燻製せずに塩のみで熟成させた生ハムは非常にしっとり滑らかな舌触りで、サーモンのようなトロッとした味わい。
はらこの醤油漬け。
これは単品で注文した別メニュー。
11月は丁度はらこのシーズンらしく、今しか食べられないA5ランクのはらこを使った醤油漬けがあると聞いて思わずオーダーしてしまいました。
これ、死ぬほど美味しかったです。
イクラにもA5ランクがあるって初めて知りました。
もうね、口の中で汁がブシュブシュッと弾けるんですよ。
こりゃイクラでも食べられまっせ!(イクラだけに)
ここでようやく定食本体が運ばれてきました。
うっひょ~!うまそ!!
黒いお皿に横たわる村上名物の塩引き鮭。
見た目はただの鮭の切り身って感じです。
一緒に提供される鮭の皮をまずは七輪で焼いて皮煎餅にするところからスタート。
その名も鮭びたし皮踊り焼きでぇぇ~い!
自分で勝手に炙っていくんですが、熱された皮が徐々に丸まってきてイカみたいになるのが面白い。
網の上で踊っているから踊り焼きってことですね。
鮭の皮って変な臭みやいやらしさがあり、ゴムみたいな食感だったから苦手だったのですが、試しに食べてみたら美味しくてびっくり。
表面はパリパリしているのに噛むとクニュッとした弾力があって、味も香ばしくて塩気があり、普通に食べられちゃいました。
続いて、身も炙っていきましょう。
本場の塩引き鮭の味やいかに!?
塩引き鮭は粗塩に漬けた鮭を洗って2~3週間北西の風に晒して作るらしいのですが、村上の風土が独自の味わいを引き出してくれるそうですよ。
パチパチパチ・・・
徐々にいい匂いが漂ってきました。
こんがりいい具合に焼けた塩引き鮭。
うう~ん、これはやばい!
身はふっくらしていて、塩気たっぷり、凝縮された旨みの中にはほのかな甘ささえ感じます。
そのままで食べても超うまい!
これはもうご飯を食べないわけにはいかんでしょ~!
土鍋で焚いた岩船産のコシヒカリは一粒一粒が立っていて、ツヤツヤに光っています。
噛むととても瑞々しく、ふっくらしていて、とにかくご飯そのものが美味しすぎる!
やはり土鍋で炊くと全然違うんだなと改めて実感。
これに鮭を合わせると何杯でもおかわり出来ちゃいますね~。
お次は鮭の焼漬。
焼いた鮭をタレに漬け込んだ郷土料理です。
しっとりとした食感で甘じょっぱいタレの味わいがさらに食欲を倍増させます。
骨までホロホロに煮込まれた鮭のかぶと煮。
やはり甘じょっぱい濃いめの味付けなのでご飯が進みます。
マグロの味噌煮込みっぽい感じ。
初めて食べた鮭はらこの味噌漬。
醤油漬けよりねっとり感があって、やはり味噌だから甘味も感じられます。
使う調味料で全然違う味になるのが面白いですね。
ここらでご飯をおかわりして、お茶漬けにしていきますよ~!
なんと今度はお焦げ付き。
ポイッ♪
ご飯の上に鮭をのせて・・・
こちらの薬味(三つ葉・海苔・お漬物)を・・・
お好みでちょんちょんっと足していきます。
すでに美味しそうなオーラがバリバリ漂っていて、彼女のなまめかしい魅惑のボディ(鮭茶漬け)から目が離せない・・・。
「うふふ、アナタ、私を食べてみたいんでしょう・・・?いいわよ、さぁ、来なさい・・・ほら。」
なんか、誘われてるぞ!
私、誘われてる気がする!
お茶漬けは村上番茶にカツオ出汁と生揚醤油を加えた出汁をかけていただきます。
はーい、じゃあかけていきますよ。
トポトポトポ・・・ッとね。
プワァァ~~ン。
村上茶の香ばしさとかつぶしの芳醇な風味が混じりあった誘惑のかほりが辺りに漂ってきました。
れんげで茶漬けを一口分すくって恭しく口の中へと運びます。
・・・パクリ。
うっほぉぉぉ~~~!うっま!
これは・・・想像以上だ!
鮭の塩気と鰹節の芳醇なコクと旨み、村上茶のまろやかな渋みが混然一体となり心地の良いハーモニーを奏でているではないか!(海原雄山風に)
クゥゥ~~~、激烈にうまいぞ!
普通のお茶漬けよりも香り高く独特の高貴な味わいとスッキリした後味で、一度食べ始めたら止まらない美味しさです!
ハァハァ・・・(キモイ)
興奮しすぎて、うっかりコースにはない麹プリンも頼んでしまったではないか!
お米の粒がそのまま入ったような食べ応えのあるテクスチャーの麹プリン。
ほどよい甘味が絶妙で、口当たりも滑らかだからあっという間に平らげてしまいました。
最後は一口甘酒で〆。
スルスル~っと飲めるスッキリした甘酒です。
フアァァァ~~~~ッ!最高すぎるぜ!
盛り沢山な内容だったので、8品で十分お腹一杯になりました。
いや~、村上に来てよかった。
大・大・大満足のランチになりましたぞ~!
千年鮭きっかわが運営♪井筒屋の雰囲気とサービス
続いて、お店の雰囲気やサービスについても備忘録がてら綴っておきますね。
井筒屋は村上を訪れる観光客に人気のお店なので、平日でも結構混んでいました。
店内は座席数は少なめ。
入り口付近の細長い空間にはテーブル席がいくつか配置されていて、内装も洋風になっています。
ガラス越しの壁に仕切られたお隣のエリアにはお座敷席が2つあります。
こちらは個室風の雰囲気なので落ち着いて食べられました。
2階もあるみたいですが、どういう感じなのかはいまいち謎。
階段近くにはセルフサービスのお冷が置いてあります。
サービスに関しては、スタッフの方は明るくキビキビした接客で、鮭料理に対する説明も丁寧にしてくれました。
ご飯のおかわりや定食を持ってくるタイミングもうまく図ってくれるので変な待ち時間等もなく、スムーズにお食事をいただけました。
村上鮭専門店井筒屋予約の仕方
井筒屋は人気店なのでここでランチするなら予約は必須。
最初、電話で問い合わせしてみたところ、なんと私達が訪問したい日は既に予約席が埋まっているとのこと。
ここは電話した時の対応がすごくよかったんですよ。
ぶっきらぼうな感じじゃなくて、予約の仕方も親切にあれこれ教えてくれて、それだけでもかなりの好印象。
当日予約する場合は、実際に直接お店を訪れて入り口入ったところに置いてあるウェイティングボードに
・名前
・人数
・オーダーする料理
を書けばOKです。
予め何を頼むか決めておかないと、その場でワタワタすることになるので注意して下さいね。
予約は60分ごとに区切られた時間制になっていて、12時の部~、13時の部~という風に自分が入店できるおおよその目安時間が書かれています。
名前を書いた時点で予約は確約されるとのことなので、その時間までに戻ってくれば外出も可能。
ラストオーダーは14時。
私達は12時くらいに行ったら既に店内は予約待ちの人で一杯。
入店予定時刻まで1時間くらいあったので、その間に村上の市内散策をして時間を有効に使いました。
せっかくなのできっかわにも行ってみましたよ。
塩引き鮭が大量にぶら下がっていて、非常に迫力があり写真も沢山撮れて楽しかったです。
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村上鮭料理井筒屋クチコミ体験レポまとめ
さーて、そんなわけで、村上市にある鮭料理店『井筒屋』についてのランチレポを紹介させていただきました。
いや~、もうね、何がびっくりしたかって鮭がクソうまかったんですわ(言い方)。
やはりご当地なだけあって美味しさが段違いです。
これまで鮭という魚に対しては「特別好きでも嫌いでもない」くらいの認識しか持っていなかったんですが、ちょっと印象が変わりましたね。
まさかこんなに美味しいとは。
実際に井筒屋で様々な鮭料理を食べてみて、村上の人がいかに鮭を大切に思っているかが分かりました。
日本酒やお米に合う食べ方を知っているのはもちろん、村上には鮭料理の種類が100以上あるということからも分かるように、鮭に対するリスペクトがすごいんです。
昔から米が不作な時に限って鮭が沢山川に戻ってきてくれたおかげで命を救われた・・・という歴史があるそうで、だからこそ全ての部位を余すことなくいただくという発想になったんだなと。
井筒屋で鮭料理をいただきながらこの町の歴史や文化に触れ、村上の人々の鮭に対する深い愛と誇りを感じられたような気がします。
ここでランチ出来ただけでも村上に来た甲斐がありました。
最初予約が取れないと聞いた時はどうしようかなと思いましたが、行ってよかった!
ちなみに、お料理は8品コースでも相当な量でかなりお腹が一杯になります。
特にお茶漬けで一気に腹が満たされるので観光目的で来るなら8品で十分かと。
酒好きな人は一緒に日本酒を頼むと最高だと思います。
もし村上を訪れるのなら、是非井筒屋で美味しい鮭料理を味わってみてはいかが?
鮭料理を通して村上の食文化に触れることが出来ますよ。
事前予約がしにくいので、直接行く場合は時間に余裕を持って観光プランに組み込んだ方がいいかも知れません。
現地でも多少待ちますが、その分の価値はありますから。
というわけで、以上、タビビシスター(@tabibisister)による井筒屋さんで食べた鮭料理ランチレポでした!
それでは、よい旅を!
村上観光についてはこちらの記事で詳しくレポしているのでよかったら是非参考にしてみて下さいね↓
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